【エルサレム共同】イスラエル軍は11日もパレスチナ自治区ガザにある過激派「イスラム聖戦」の拠点を空爆、幹部らを殺害した。イスラム聖戦も多数のロケット弾を集中的に発射して応酬、一部がイスラエル中部レホボトの住宅に着弾し、男性1人が死亡した。今回の武力衝突ではイスラエル側の初の犠牲者。

 イスラム聖戦は「われわれは戦火を拡大する準備ができている」との声明を発表し、徹底抗戦の構えを見せた。

 イスラエル軍によると、ガザから11日夜までに発射されたロケット弾は計803発。レホボトや南部スデロトで住宅などに着弾、イスラエルメディアは男性1人が死亡し、7人が負傷したと伝えた。