【北京共同】北朝鮮メディアは22日、首都平壌で新たな住宅街が完成し、21日に竣工式が行われたと伝えた。金徳訓首相はあいさつで、金正恩朝鮮労働党総書記が党の重要会議のたびに「人民と交わした約束を必ず守るべきだ」と強調し、昨年春に新型コロナの感染が広がった時期にも工事を止めないよう指示していたと述べた。

 金徳訓氏が金正恩氏の話を伝えたのは、当局が主要政策とする住宅供給を、優先的に進める姿勢を強調する狙いとみられる。

 住宅街は、故金日成主席の生家があり「革命の聖地」とされる万景台に近い大平地区に造られた。公表された写真によると、27階建て前後の高層マンション3棟などがある。