モスクワの裁判所は23日、ロシアで拘束されスパイ罪で起訴された米紙ウォールストリート・ジャーナルのエバン・ゲルシコビッチ記者の拘束期限を3カ月延長する捜査当局の請求を認める決定をした。8月30日まで身柄拘束が可能になった。タス通信が伝えた。

 ロシア連邦保安局(FSB)は今年3月30日、軍産複合体に関する機密情報を入手しようとしたとして中部エカテリンブルクでゲルシコビッチ氏を拘束した。

 ゲルシコビッチ氏は全面否定しており、バイデン米政権は不当な身柄拘束として即時解放を要求している。(共同)