北朝鮮は31日、軍事偵察衛星を運搬ロケットで打ち上げたが、エンジンに異常が生じ墜落したと発表した。失敗から約2時間半後の発表で原因をある程度把握していることを強調。欠陥を修正して「可能な限り早期に2回目の発射を断行する」と表明した。日米韓は北朝鮮を非難し、再発射を警戒。韓国軍は朝鮮半島西側の黄海に落下した残骸の一部とみられる物体を回収、北朝鮮の技術水準の分析を急ぐ。

 国連のグテレス事務総長は「弾道ミサイル技術を使った打ち上げは安全保障理事会決議に反する」と批判。北朝鮮に自制を求め、朝鮮半島の平和と非核化に向けた対話再開を呼びかけた。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は31日、ロケットの2段目エンジンの点火に問題があったと報じた。エンジンや燃料の不安定性を事故原因に挙げ、再発射に向けて改善点を絞り込んでいることを印象づけた。

 今回の「重大な欠陥」を克服するため「さまざまな部分実験」も行うとしており、再発射までどの程度時間がかかるかは不明。「当該の科学者」らが具体的な原因究明を行うとし、技術陣を問責せず引き続き開発に当たらせることを示唆した。