【ワシントン共同】バーンズ米中央情報局(CIA)長官が5月に訪中し、中国の情報当局者と会談していたことが2日分かった。米政府当局者が明らかにした。2月に米軍が中国の偵察気球を米上空で撃墜して両国関係が悪化後、最も高位の米高官の訪中とみられる。バーンズ氏は中国側に、情報当局間の意思疎通の必要性を強調した。

 CIAはバーンズ氏の訪中を発表しておらず、極秘に進めていた。両国の競争を衝突に発展させないため責任を持って関係を管理する取り組みの一環。気球問題で延期されたブリンケン国務長官の訪中計画を話し合った可能性もある。