【北京共同】中国で急死した李克強前首相の告別式が2日、共産党幹部らが埋葬される北京の「八宝山革命公墓」の式場で行われ、習近平国家主席ら最高指導部のメンバーが列席した。新華社電が伝えた。遺体は同日火葬され、中国各地で追悼の半旗が掲げられた。治安当局は習氏と確執があったとされる李氏を市民が追悼する動きが体制批判につながることを警戒し、監視を強化した。

 北京の天安門広場や香港の政府庁舎などで中国国旗の半旗が掲げられた。北京の日本大使館や上海、広東省広州の日本総領事館も日の丸の半旗を掲げ弔意を表明した。

 李氏の故郷の安徽省合肥では多くの人が花束をささげ、八宝山革命公墓の付近では涙を流す市民の姿が見られた。各地の追悼の場には監視要員が動員され、人々の動きを規制した。

 李氏は上海で10月27日に68歳で死去。共産党は突発の心臓病が死因と発表した。香港メディアはホテルで水泳中に心臓発作に襲われたと報じた。このホテルは李氏の死去後、営業を停止。今月2日も入り口付近にパトカーが止まり、公安関係者が目を光らせた。