【キーウ共同】重大汚職を捜査するウクライナ国家汚職対策局(NABU)が昨年2月のロシアの侵攻後、国立銀行(中央銀行)前総裁や元副検事総長ら71人を指名手配したことが18日、NABUへの取材で分かった。容疑者は大半が欧州など国外に逃れたとみられるが、居場所を特定しても戦時を理由に相手国に身柄引き渡しを拒まれるケースが大半。侵攻後に実現したのは3件にとどまり、侵攻が捜査の壁になっている。

 ウクライナでは汚職が深刻で、目標とする欧州連合(EU)加盟には撲滅が求められている。ウクライナは対策を強化している。

 指名手配されたのは、昨年10月まで中銀総裁だったキリロ・シェフチェンコ氏(51)や国有財産基金の元長官ドミトロ・センニチェンコ氏(49)、元副検事総長のミコラ・ゲラシミュク氏(54)ら。元オデッサ市長や最高会議(議会)の議員数人も含まれる。

 身柄引き渡しに応じたのはドイツ、スロバキア、リトアニアの3カ国。