【ウィーン共同】中国が、国際原子力機関(IAEA)の2023年の分担金に関して9月時点で未払いだったことが28日までに分かった。その後一部は支払ったとみられるが、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に批判を続ける中、分担金の支払いを遅延させることで処理水を巡るIAEAの判断に不満を表明する「戦術」との見方がある。

 IAEAは7月、海洋放出計画について「国際的な安全基準に合致する」との包括報告書を公表した。中国はその後も処理水を「核汚染水」と呼ぶなど批判。関係筋によると、今月22〜24日のIAEA定例理事会でも姿勢を変えず、日本は改めて安全性を訴えたという。