【ニューヨーク、エルサレム共同】国連安全保障理事会は25日、パレスチナ自治区ガザでイスラム教のラマダン(断食月)期間中の即時停戦を求める決議案を採択した。15理事国のうち日本など14カ国が賛成、米国は棄権した。イスラエルとイスラム組織ハマスに停戦を要求する決議は初めて。ラマダンが終わる4月9日ごろまでの実現へ国際社会が圧力を高めた。イスラエルは反発した。

 採択後、パレスチナのマンスール国連大使は記者団に「安保理決議には拘束力があり、イスラエルは従わなければならない」と述べた。イスラエルとハマスの双方が仲介国カタールで続ける間接交渉の行方が焦点となる。

 昨年10月の戦闘開始以降、安保理決議は同11月の戦闘休止、同12月の人道支援強化を求める決議に続き三つ目。今回の決議は、日本や韓国を含む非常任理事国10カ国が共同提案した。イスラエルを擁護する米国が4回にわたり拒否権を行使していた。

 イスラエル首相府は声明で、今回は拒否権を行使しなかった米国を批判。軍が準備しているガザ最南部ラファへの侵攻を協議する政府代表団の米国派遣を急きょ取りやめた。