【花蓮共同】台湾東部沖で3日発生した地震で地元当局は4日、被害の大きい東部の花蓮などで救出活動を続けた。消防当局によると死者は10人、負傷者は千人余りで、約40人と連絡が取れていない。交通が寸断され約700人が孤立。300回以上の余震を観測しており、主に山間部での作業が難航している。

 約700人のうち、600人余りは花蓮の有名観光地、太魯閣(タロコ)国立公園のホテルなどから動けずにいる。安全は確認されたという。ただ太魯閣には連絡の取れない人も30人以上いる。

 消防当局によると、台湾全体で建物の損壊が約770件、電気・水道などのインフラの被害が約500件、火災が9件、土砂災害が23件あった。

 花蓮中心部で倒壊したビルに閉じ込められた人を救い出す作業はほぼ終わった。倒壊した5階建てビルに住んでいた呉声輝さん(65)は「地面にたたきつけられるような揺れで1階の食堂がつぶれた。2階の窓から逃げた」と話した。食堂には当時20人弱の客がいた。「娘も倒壊する3秒前に外に逃れた」と胸をなで下ろした。