【ソウル共同】2019年12月を最後に途絶えている日本、中国、韓国の首脳会談を、議長国の韓国が5月に開催する方向で調整を進めていることが4日、複数の外交筋への取材で分かった。元徴用工訴訟問題で悪化していた日韓関係や新型コロナウイルス流行の影響で滞っていた首脳対話が再開する。韓国は昨年中や今年4月の実施を模索したが、実現しなかった。

 日韓には、ロシアとの関係を深めながら核・ミサイル開発を進める北朝鮮への働きかけを中国に促したい思惑がある。一方、中国は日米韓による安全保障面の連携拡大を警戒しており、日中韓首脳会談開催によりくさびを打ちたい考えがあるとみられる。

 経済協力や人的交流などが議題になるほか、ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢など、周辺地域を超えた安全保障環境についても意見交換する見通し。

 岸田文雄首相と尹錫悦大統領は2国間会談も実施する。

 日中韓外相は昨年11月、韓国南部釜山で会談し、早期の適切な時期に首脳会談を開く考えで一致していた。