京セラがタイで太陽光発電設備の販売に力を入れている。現地は日射量が多く、導入への補助政策もあるためだ。本年度は現地企業との連携や日系企業への営業に力を入れ、現地の売上高を前期比2.5倍に引き上げることを目指す。

 同社は2009年から、地元の太陽光発電開発大手SPCG社と連携し、14年までに自社製品の太陽電池を採用した売電用の発電施設を35カ所で完成させた。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度や法人税控除制度の導入もあり、16年度の現地売上高は前期比約3倍に拡大した。

 タイ政府は太陽光発電の累計導入規模を36年には15年比3倍の6ギガワットに拡大する計画を掲げており、京セラもSPCG社との連携を強化する。

 自家消費用の需要が高まっている日系企業の工場への営業も強化する。

 京セラの太陽光発電事業は海外売上比率が15%程度。将来的に国内での大規模太陽光発電施設の受注が土地不足などから伸び悩むと見込まれるため、東南アジア諸国連合(ASEAN)を中心とした海外展開に注力する。