広島に原爆が落とされて72年を迎えた6日、京都市左京区の檀王法林寺で「京都平和の集い」が開かれた。投下時刻の午前8時15分に鐘を突き、僧侶や市民ら約40人が黙とうし、核のない平和な世界を願った。

 あらゆる戦争の犠牲者を慰霊しようと、京都仏教徒会議や京都宗教者平和協議会が毎年開いており、59回目。会場には沖縄の壕(ごう)から収集された手投げ弾や拳銃の残骸が展示された。

 法要後、浄土宗西山禅林寺派管長の中西玄禮さんが講演し、「世界の宗教家は人々の平和を願い、この世から戦争がなくなることを祈っている。皆が平和を祈り、自分ができることをしてほしい」と語った。

 参加した大山崎町の千葉智美さん(79)は「なぜ日本が戦争に突き進んだのか。改めて考える機会にして、戦争のむごさを次代に伝えていきたい」と話していた。