台風5号は7日午後に近畿地方に上陸し、京都、滋賀でも激しい雨が降った。大雨で避難勧告が発令された地域もあり、電車が運休するなど暮らしに影響が出た。

 京都地方気象台によると、7日午後11時までの24時間降水量は福知山市下野条坂浦で111・5ミリ、京田辺市で106・5ミリ、南丹市園部町で84ミリ、京都市中京区で63・5ミリを記録した。

 避難勧告は、左京区の修学院と八瀬、大原、久多の計5162世帯、約1万2千人を対象に、宇治市と南山城村では、計1672世帯、計約3200人に発令された。自主避難する人もいた。

 鉄道はJR山陰線(園部−浜坂)と舞鶴線(綾部−東舞鶴)、福知山線(福知山−篠山口)で7日正午ごろから運転を見合わせた。京都丹後鉄道は、始発を除く特急を終日運休し、午後2時ごろから全ての列車を運休した。京福電鉄嵐山本線(四条大宮−嵐山)と北野線(北野白梅町−帷子ノ辻)では午前11時から午後3時まで、停電で全線運休した。道路では、京都市左京区大原などの国道や府道で通行止めになった。

 京都市北区や福知山市、城陽市などでは約3310世帯が一時停電した。

 同気象台は府内全域で8日昼すぎまで、土砂災害に注意を呼びかけている。

 滋賀県によると、降り始めの6日夜から7日午後11時までの雨量は東近江市甲津畑町の御在所で465ミリ、甲賀市土山町大河原で313ミリ、多賀町大君ケ畑で300ミリ、高島市朽木栃生で290ミリに達した。

 県などは土砂災害警戒情報を彦根、長浜、甲賀、高島、東近江、米原、日野、愛荘、多賀の各市町に出した。避難勧告は、甲賀市が雲井学区など4地区の1486世帯5564人、大津市が大戸川流域の1172世帯2818人、米原市が天野川流域の172世帯488人、日野町が西明寺地区など82世帯196人に出した。避難準備情報は湖南市が市全域、栗東、甲賀、高島、東近江、彦根、日野、愛荘の各市町は市町域の一部に出した。

 道路では、新名神高速道路の甲賀土山インターチェンジ(IC)−亀山ジャンクション(JCT)をはじめ、国道1号の甲賀市土山−三重県亀山市関町、国道421号、477号の三重県境近く、国道367号の大津市葛川地区なども通行止めとなった。

 鉄道はJR草津線の貴生川−柘植、北陸・東海道線の長浜−彦根、信楽高原鉄道の全線で運転を見合わせた。