滋賀県の比叡山から比良山地を縦断する自然歩道「びわ湖比良比叡トレイル」の整備を進めようと、県内の山岳関係者や観光業者らが9日、協議会を設立した。既存の登山道などを調査してルートを一本化し、琵琶湖の絶景を見渡せる道として広くPRしていく。

 比良比叡トレイルは、大津市坂本から高島市朽木までを結ぶ約50キロを想定している。眺望の美しさはもちろん、地形も変化に富んでいる。世界文化遺産の比叡山を歩いて歴史や文化を感じられることも魅力という。

 全国各地で自然歩道の整備が進む中、比良比叡にもつくろうと、県山岳連盟、比叡山延暦寺、おごと温泉観光協会などが昨年8月にプロジェクトを立ち上げた。坂本−朽木間には複数の登山道はあるが、一本に結ぶ道筋はまだない。すでに、登山道の調査を始め、地域と調整をしながらトレイルとしての道筋を選定している。

 組織をより強化するため、プロジェクトから協議会へ移行することになった。この日は、大津市御陵町の市民文化会館で協議会の設立総会があり、約30人が出席。「山の日」の11日に奥比叡ドライブウェイ峰道パーキングで設立記念式典を開く。小川隆事務局長は「3〜4年はかかるプロジェクト。活動資金集めや情報発信にも力を入れていきたい」と話していた。