京都府八幡市が、かつて石清水八幡宮の宿坊にあった空中茶室「閑雲軒(かんうんけん)」の現代版「新・空中茶室」のイメージ模型を作った。「持ち運べて世界を巡ることができる茶室」という。完成版を作り、10月21、22日に宇治市で開かれる「お茶の京都博」のイベント「宇治茶博@文化」で実物大の茶室を披露する。

 閑雲軒は、江戸時代に松花堂昭乗と小堀遠州が作ったとされる。崖からせり出す「懸け造り」で、京都盆地が一望できたという。

 市はお茶の京都博に合わせて観光活性化に向けた協議会を発足。閑雲軒の現代版のアイデアを考え、東京芸術大の北川原温教授の研究室が試案として模型にした。

 エジソンで名高い八幡の竹と和紙調のシートで空間を囲う「一坪茶室」(約3平方メートル)で、折りたたまれた蛇腹を開くことで優雅な開花を表現し、シートを広げて床の間や通路にもできるという。

 宇治茶博@文化では、山城地域12市町村がそれぞれに趣向を凝らした一坪茶室を出展する予定。