台風18号は17日深夜、京都府を通過し、京滋は激しい風雨に見舞われた。鉄道が運休し、一部市町では避難指示が発令されるなど、生活に影響が出た。

 京都地方気象台は京都府全域に大雨、洪水、暴風警報を、府北部の日本海側に波浪警報を発表した。降り始めからの雨量は18日午前0時現在、福知山市坂浦で190・5ミリ、宮津市で190ミリを記録した。

 京丹後市の網野町と丹後町、宮津市、与謝野町、伊根町では1時間に約90ミリの猛烈な雨が降り、記録的短時間大雨情報が出された。京丹後、宮津、福知山の3市と与謝野町で、民家への浸水や道路冠水が発生している。けが人はいないという。

 府などは京都市や福知山市など7市2町に土砂災害警戒情報を出した。綾部市は、豊里地域など2984世帯6639人に、与謝野町は加悦地域など775世帯1820人に避難指示を出した。

 このほか京都市左京区花背、京丹後市、福知山市、与謝野町など6市2町で避難勧告が出た。府によると午前0時現在、府北部の10河川で氾濫危険水位を超えている。伊根町によると、同町本庄上で筒川が氾濫した。

 17日午後10時35分ごろ、京都市左京区の賀茂大橋下流約100メートルの鴨川で、男子大学生2人が立ちすくんでいるのを、消防隊員が発見し、救助した。2人は足に軽傷を負った。川の中の飛び石を渡っていたという。

 午後7時ごろ、宇治市小倉町で自転車の女性(63)が強風で転倒し、右足の骨を折る重傷を負った。和束町木屋の国道163号線では、強風による倒木で道路の一部がふさがれた。

 彦根地方気象台は滋賀県内全域に大雨、暴風警報、南西部や湖北などで洪水警報を発表。18日午前0時現在、降り始めからの雨量は朽木平良で146ミリ、甲賀市土山が89・5ミリ。関西電力によると、高島市を中心に最大で約2500軒の停電があった。

 鉄道は、運休や間引き運転が行われた。JR西日本は昼過ぎから在来線の福知山線、山陰線の一部区間、舞鶴線全線で運転を見合わせた。東海道線や湖西線などの一部区間は、夕方ごろから順次本数を半減。特急列車は京阪神で計140本が運休した。