SCREENホールディングス子会社のSCREENグラフィックソリューションズ(京都市上京区)は、独自開発の書体「ヒラギノフォント」で、中国語向け商品を拡充する。今月中旬から繁体字のダウンロード販売を開始。日本を訪れる中華圏の観光客向けの案内板やメニュー表示などで利用を見込む。

 京都市北区の柊野にちなんで名付けられた「ヒラギノ」は1993年発売。文字の空白部分が均一に見えるよう調整し、小さい文字でも読みやすくした。米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」や道路標示などで利用されている。中国語書体は2009年に販売を始め、14年からの3年間で採用企業は3・5倍になったという。

 香港や台湾などの中華圏からの訪日観光客が活況であることから、簡体字に続き、繁体字のゴシック体ヒラギノフォントのダウンロード販売を始めることにした。文字の太さが2種類あり、価格は各2万2140円。年間で500セットの販売を見込む。販売する字体を増やすことも今後検討する。