年中手に入れやすい「豆苗(トウミョウ)」は、春が旬の野菜。手ごろな値段で栄養価の高い食材として人気です。特に、春から初夏にかけて気になり始める紫外線ダメージのケアにおすすめです。

インナービューティー料理研究家の筆者が、豆苗の栄養とおすすめレシピをご紹介します。いつものメニューに少し加えるだけでもOK! 気軽にとり入れてみましょう。

■豆苗の栄養とおすすめレシピ

紫外線ダメージをケア

豆苗はひょろっとしていてあまり力強さを感じないビジュアルですが、実は野菜類のなかで栄養価の高さはトップクラスです。

特に、体内でビタミンAとして働く「β-カロテン」が豊富です。これは高い抗酸化力が期待されており、紫外線ダメージによる肌のケアにも欠かせません。

β-カロテンを効率よくとる方法

β-カロテン(ビタミンA)は「脂溶性」といって油との相性が良く、併せてとることで身体への吸収率が高まると期待されています。

豆苗は食感が良くクセも少ない野菜なので、オリーブオイルやごま油などの良質なオイルでさっと炒める調理がおすすめです。豚肉などを合わせれば疲労回復にも嬉しいひと品になりますよ。

おすすめレシピ

豚肉やニンジンなどと一緒に「焼きそば」にしたり、豚バラ肉で豆苗を巻いてタレをつけて焼く「肉巻き」にするのが筆者のお気に入りです

豚肉やニンジンなどと一緒に「焼きそば」にしたり、豚バラ肉で豆苗を巻いてタレをつけて焼く「肉巻き」にするのが筆者のお気に入りです。

味噌汁やスープに入れても美味しいですよ。味噌汁に入れる際はごま油を、スープに入れる場合はオリーブオイルを数滴たらしましょう。

シミ対策に

豆苗には美肌作りに欠かせない「ビタミンC」も豊富です。ビタミンCは肌のコラーゲン生成に関わるため、弾力やつやのある強くて美しい肌作りをサポートします。

また、メラニン色素の沈着を防ぐ作用も期待できるため、紫外線ダメージ(光老化)によるシミやそばかす対策に役立ちます。

ビタミンCを効率よくとる方法

ビタミンCはβ-カロテンとは違い、水溶性で水に溶けだしやすい性質をもっています。また、加熱による損失も大きいため、長時間じっくり炒めたり煮込む料理には向いていません。

旬のやわらかな豆苗は生のままサラダにするか、しゃぶしゃぶのようにさっと湯にくぐらせてお好みのタレをつけていただくなど、あまり熱を加えない調理を心がけましょう。

おすすめのレシピ

生ハムで豆苗を巻いて前菜仕立てにしたり、しゃぶしゃぶにしてヘルシーなポン酢でいただくのが筆者のお気に入りです。

さっと湯にくぐらせて「おひたし」にすることもおすすめです。

■豆苗はストレスケアにもおすすめ

豆苗には、代謝をサポートする「ビタミンB群」や「食物繊維」なども豊富に含まれています。ビタミンB群は季節の変わり目のストレスケアにもおすすめの栄養素です。

この時期は気温差や環境の変化による疲れがたまりやすいので、紫外線ケアと同時にストレスケアもできる食材は嬉しいですよね。ぜひ、日々の食卓に豆苗をとり入れてみてください。

旬食材のパワーで身体の内側から健やかに美しく、暮らしを楽しみましょう。

(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)

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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ