新年を迎えたと思ったら、あっという間に通常モードに。ダラダラとお正月気分に浸っているわけにもいきません。

しかし、元のモードに戻すだけではもったいない。心機一転したタイミングで、「先延ばし」「ダラダラ」「無計画」といった時間の使い方を正し、時間に追われない習慣を身につけてみませんか?

時間のゆとりは心のゆとり。ストレスが減り、心は満たされる

今回ご紹介するのは、タイムマネジメント・コーチとして活躍する滝井いづみさんの著書『時間を「うまく使う人」と「追われる人」の習慣』(明日香出版社)。心に余裕を生み、仕事もプライベートもうまくいく50の習慣を説いています。

マンツーマンでタイムマネジメントを指導する滝井さんに寄せられるのは「効率的に動けない」「残業が多く、仕事時間が長い。プライベートの時間が取れない」「スキルアップの勉強にあてる時間がない」といった悩み。

また、「ワークライフバランスを含めて、自分の生き方を見直したい」と希望する人も多いそうです。

そんな人に対し、滝井さんが伝えるのは「タイムマネジメントは、セルフマネジメントである」ということ。

自分の頭で納得できる時間の使い方に変えると、自分の動き方や成果、心、体など様々なものが変わります。(中略)何よりも、心に余裕ができます。「時間のゆとりは心のゆとり」です。やることに追い立てられるストレスが減り、自分のやりたいことができて心が満たされると、人にも優しくできます。

『時間を「うまく使う人」と「追われる人」の習慣』4ページ

時間をうまく使う人とそうでない人の違いは?

本書では第7章にわたって、時間をうまく使える人と時間に追われる人の「時間との向き合い方」の違いが語られています。

自分はどちらにあてはまるか、一緒に考えてみてください。

第1章:思考編

時間をうまく使う人は自分で行動を決め、時間に追われる人はやらされ感で行動する

<時間をうまく使うためのコツ>

・スケジュールを他人任せにせず、自分で主導権を持ち、やりたいことのために時間を生み出そう。

・睡眠や家事などの生活時間以外に、1日に15分でも自分だけのための時間をつくり、日々の満足度を上げよう

第2章:スケジュール管理編

時間をうまく使う人はバッファを組み込み、時間に追われる人はスキマなく詰め込む

<時間をうまく使うためのコツ>

・スケジュールは「順調に事を進められた場合」を前提として立てる。

スケジュールのいたるところにバッファを持たせることで、アクシデントが起きたときでもゆとりを持って対処することができ、チャンスも逃さない。

第3 章:ムダとり・時間術

時間をうまく使う人はゴールから逆算し、時間に追われる人は手当たり次第やる

<時間をうまく使うためのコツ>

・ゴールから逆算し、どれくらい時間をかけられるか、どんな作業が必要になるかを見積もってから取りかかる。

・少しでも早く着手する。大きな仕事も小さく分割して、スモールステップで向き合う。

第4章:効率アップ編

時間をうまく使う人は1日のテンプレートを持ち、時間に追われる人は毎日ゼロから予定を考える

<時間をうまく使うためのコツ>

・膨大な選択肢があると、選択を放棄したくなるもの。アレンジが利く1日の過ごし方のテンプレートをつくっておき、そこへタスクを当てはめていけば選択する負担が少なくなる。

・週次、月次でやることのテンプレートもつくっておこう。

第5章:環境・仕組みづくり編

時間をうまく使う人は視覚情報の少ない環境で集中し、時間に追われる人は視覚情報が多い環境で気をそらす

<時間をうまく使うためのコツ>

乱雑な環境は、脳に大きな負担をかける。集中するために、自分の気をそらすものをあらかじめ周囲から排除しよう。

・脳の認知機能に負担をかけ、集中力を阻害してしまいがちなのがスマホ。スマホとの付き合い方を見直そう。

第6章:メンタル編

時間をうまく使う人は仕事のなかに楽しみを見つけ、時間に追われる人はイヤイヤ続ける

<時間をうまく使うためのコツ>

・モチベーションには、自らの内側からの欲求によって動機づけられる「内発的動機」と、外部からもたらされる「外発的動機」の2種類がある。時間をうまく使える人は「内発的動機」を利用している。

・やる気が起きないときは、行動してしまえばやる気が後からついてくる。まずは行動を始めることで、その中に楽しみを見つけられることもある。

第7章:人生編

時間をうまく使う人は習慣化して積み重ね、時間に追われる人は付け焼き刃でかわそうとする

<時間をうまく使うためのコツ>

行動の4割は習慣で動いているといわれる。良い行動は習慣化しよう。睡眠や食事、運動といった基本的な生活習慣から整えることがおすすめ。

・習慣は、自制心(セルフ・コントロール力)の証明。習慣化したい行動が継続できて目標を達成すれば、自信が生まれる。


「自分は意外と時間をうまく使えているな」と感じた人は、その行動を習慣化していきましょう。また、「時間に追われる人」の特徴があてはまる人は時間への向き合い方を変えてみませんか?

source: 明日香出版社