Apple Musicには、音楽ストリーミングを簡単かつ速くできる機能があります。しかし、まだ活用していないものもあるかもしれません。

正直に言って、それでは損をしています。これを踏まえて、iPhoneで使えるApple Musicの機能のリストをチェックしてみましょう。

1.自動ダウンロード

Apple Musicから曲やアルバム、プレイリストをダウンロードする手順はシンプルです。まず、「追加(+)」ボタンをタップして、「ライブラリ」に追加されるのを待ちます。そして、「追加」ボタンが「ダウンロード」ボタンに変わったら、それをタップしてダウンロードを開始します。

この手順を1タップ短くする方法があります。「自動ダウンロード」を有効にすると、ライブラリに追加したものはすべてiOSデバイスに即座にダウンロードされるのです。これは、Apple Musicでコレクションを増やし始めたばかりのユーザーには特に便利です。

2.Appleのプレイリストに登録する

Spotifyのすばらしいディスカバリーエンジンにはかないませんが、Apple Musicがキュレーションしたプレイリストは間違いなく一見の価値があります。

Appleには、90年代のインディーズ音楽のヒット曲だけを集めたプレイリストなど、あるジャンルの特定の時代を見つけるためにキュレーションされたプレイリストも用意されています。

見つける」タブでさっそく探してみましょう。このタブには、「グッドフィーリング」「年代別ヒッツ」「都市別ランキング」「デイリートップ100」など、様々なカテゴリーでプレイリストが表示されます。

3.Appleがキュレーションしたプレイリストを保存・編集する

上記のように、AppleによるプレイリストはApple Musicのプレイリストを使い始めるのに最適です。

しかし、問題なのはAppleがキュレーションしたプレイリストはすべて変化し続けているということです。

プレイリストを「ライブラリ」に追加しても、実際にはすべての曲を追加しているわけではなく、単にそのプレイリストを「ライブラリ」にブックマークしているだけなのです。

プレイリストが更新されてエディターが曲を削除すると、自分の「ライブラリ」からも消えてしまうため、かなりイライラすることになる可能性があります。

Appleがキュレーションしたプレイリストを保存するには、自分のプレイリストに曲を追加する必要があります。Appleのプレイリストを開き、右上の「メニュー」ボタンをタップして、「プレイリストに追加」を選択しましょう。

新規プレイリスト」を選択するか既存のプレイリストに追加すると、新しいプレイリストを作成することができます。

4.ストレージの最適化のためにダウンロードを制限する

自動ダウンロードをオンにすると、iPhoneのストレージがかなり早く一杯になります。そこで、Appleの「ストレージを最適化」機能の出番です。「設定」→「ミュージック」から「ストレージを最適化」をタップし、次のページで「ストレージを最適化」をオンに切り替えます。

ここから、数ギガバイトの曲だけをデバイスに保存するように設定することができます。4GB、8GB、32GBなどから選択可能です。Apple Musicは、少なくともその容量、あるいは余裕があればそれ以上をストレージに保存します。

5.再生中の曲からアルバムやアーティスト、プレイリストにジャンプする

Apple Musicでは、「再生中」の表示からアルバムやアーティストに直接ジャンプすることができます。これには、アーティスト名をタップするとポップアップメニューが表示されます。

そのメニューから「アーティストへ移動」や「アルバムへ移動」を選ぶと、Apple Musicがそのアーティストやアルバムのページを表示してくれます。

6.リピートボタンを見つける

iOS 10のデザイン変更以降、Appleは様々なものを移動させたため、「リピート」ボタンがページから隠れるようになってしまいました。「再生中」画面に進んでも、「リピート」ボタンは画面下部に表示されません。

「再生中」画面から、右下の「次に再生」ボタン(3つのドットと横線で表示されています)をタップする必要があります。ここから「リピート」ボタンをタップすると、現在のアルバムやプレイリストを繰り返し再生することができます。

注意

「自動再生キュー」にある曲を再生している場合、Apple Musicは自動的に「リピート」ボタンを非表示にします。

再生中の曲をリピートする必要がある場合は、ボタンに1が表示されるまで「リピート」ボタンをタップします。

7.歌詞を読む

特定の曲に歌詞がない場合を除き、サードパーティのアプリを使わなくてもApple Musicでライブ表示、あるいは全文表示で歌詞を表示することができます。歌詞がない場合は、歌詞ボタンがグレーアウトします。

歌詞を表示するには、アーティスト名と曲名の隣にある3つの点のメニューボタンをタップして「歌詞をすべて表示」を選択。次に表示されるページで、自分のペースで歌詞を読むことができます。

曲と同時進行する歌詞を探している場合は、「再生中」画面の表示中に画面左下の「歌詞」ボタンをタップします。

8.モバイルデータ通信で音楽をストリーミングする

Apple Musicは、音楽のストリーミングにモバイルデータ通信よりもWi-Fiを推奨しています。初めてWi-Fi接続なしでApple Musicから音楽をストリーミングしようとすると、うまくいきません。運が良ければ、Wi-Fiに接続するように求めるポップアップが表示されます。

モバイルデータプランを使って音楽をストリーミングするには、「設定」→「ミュージック」と進んで「モバイルデータ通信」をオンに切り替えます。

この手順を実行する前に、まずモバイルデータを有効にする必要があります。そうしないと、「ミュージック」設定の下にあるトグルボタンが表示されません。

9.「ライブラリ」画面をカスタマイズする

「ライブラリ」画面は、Apple Musicでのほとんどの操作がはじまる場所です。デフォルトでは、「プレイリスト」「アーティスト」「アルバム」「曲」「ダウンロード済み」などの様々なオプションが表示されます。スペースの節約に、こうしたショートカットの1つをオフにしたい場合があります。

編集」ボタンをタップしてショートカットを無効にしたり、右側のハンドルのアイコンを使ってショートカットを並べ替えたりしてみましょう。

また、「ジャンル」や「ミュージックビデオ」などのショートカットを有効にすることもできます。終了したら「完了」をタップして変更を保存します。

10.Apple Musicのショートカットを利用する

Apple独自の「ショートカット」アプリは、ユーザーが定義した自動化をiPhoneで使えるようにしてくれます。「ショートカット」を使用すると、ウィジェットからショートカットをタップしたりSiriにフレーズを言ったりした時に開始するアクションのリストを作成することができるのです。

「ミュージック」アプリの操作など、日常の作業の自動化に「ショートカット」が使うことができます。「ショートカット」アプリには、「ミュージック」に関連する様々なアクションとショートカットが用意されています。

以下では、最も一般的な2つショートカットについてご説明します。

ショートカットウィジェットからプレイリストを再生する

同じプレイリストやアルバムを何度も再生することがあるでしょう。Siriを使って再生を開始するだけではありますが、これを最も早く行う方法の1つはロック画面から「ショートカットウィジェット」を使うやり方です。

ステップ1:「ショートカット」アプリを開き、「ギャラリー」セクションに移動します。

ステップ2:「プレイリストを再生」ショートカットを検索し、ショートカットの表示上の「追加(+)」ボタンをタップします。

ステップ3:次の画面で「選択」をタップしてプレイリストを選択します。プレイリストを選択した後、「ショートカットを追加」ボタンをタップします。

ステップ4:「ショートカット」に移動して、作成したショートカットのメニューボタンをタップします。ここで、上部にある「プレイリストを再生」をタップして設定を表示します。必要であれば名前とアイコンを変更します。デフォルトでは、ショートカットがウィジェットに表示されるはずです。

ショートカットのウィジェットを追加し、ロック画面から右にスワイプして表示させるだけです。ショートカットをタップすれば、プレイリストが即座に再生されます。

ショートカットウィジェットからプレイリストに曲を追加する

Appleのプレイリストやラジオを聴いていて、ドライブや運動中のプレイリストに追加するのにぴったりの曲を見つけた、ということがよくありませんか?

「ショートカット」の「ギャラリー」セクションで「プレイリストに追加」ショートカットを検索してダウンロードし、ウィジェットに追加するだけです。その後、次にこの状況になった時にウィジェットセクションからこれをタップしましょう。プレイリストを1つ選択するよう求められ、即座にプレイリストの末尾に曲が追加されます。

Original Article: 10 Apple Music Features to Use on Your iPhone by MakeUseOf