昨今の健康ブームを反映してか、良質な睡眠への関心が高まっています。それに合わせ、「睡眠の質を改善する」というふれこみの寝具が数多く出ています。
今回は、そのなかでも筆者イチオシのBRAIN SLEEP(ブレインスリープ)の新製品「ブレインスリープ ピロー」のリニューアル版を紹介します。
本製品を開発したブレインスリープは、スタンフォード大学睡眠生体リズム研究所所長の西野精治教授が創業した、スタートアップ企業。以来、最新の睡眠医学の知見にもとづいた、革新的なプロダクトやサービスを続々と生み出しています。
【「プレインスリープ ピロー」のリニューアル版はこんな人におすすめ!】
- 使用している枕が合わず、眠りの浅さや寝付きの悪さに悩んでいる
- なかなか自分の頭に合う枕が見つからない
- 寝返りを打ったり横寝をしても頭がフィットするような枕が欲しい
深部体温を下げて入眠を促すという新発想
「ブレインスリープ ピロー」は、“脳が眠る枕”というコンセプトで2020年に発売開始。これまで累計販売数16万個以上という、このジャンルでは屈指のヒット商品です。

人は、深部体温(体の内側の温度)が下がることで、深い眠りに導かれます。そして、体にこもった熱は体の末端から逃げていくため、頭を冷やすことは、良質な睡眠には不可欠なのです。
西野教授は「黄金の90分」と呼んでいますが、入眠から最初の90分は、睡眠全体の中でもっとも深い眠りであり、かつ良質な睡眠には一番重要な時間なのだそう。
この「黄金の90分」の成否を分ける大きな要素が深部体温のスムーズな低下という知見から、“脳を冷やす”ことに特化した「ブレインスリープ ピロー」は誕生しました。
そして、今回のリニューアルでは、こうしたブレインスリープ ピローの特長を引き継ぎつつも、より個々人のフィット感を追求。快適な眠りをさらに後押しする改良が施されたのです。
リニューアル版の改良点

2023年9月21日に発売のリニューアル版では、もともと特許技術を応用した3層構造になっていたものを、前モデルから「使用するほど頭になじみ、最高のフィット感」が得られるようアップグレード。
繊維の最小線径もより細く繊細になっており、何日か使っていくうちに、自分の頭に合った枕へと進化します。


また、枕の横長方向についても見直しがはかられています。以前は、高反発(左端)→低反発(中央)→高反発(右端)と、反発力が7段階のグラデーション構造になっていました。この構造によって、スムーズな寝返りができ、体圧を分散させ首・肩の負担を軽減させます。
これがリニューアル版では、より細かい9段階のグラデーションに。寝返りがさらにスムーズになり、寝姿勢も崩れない仕様となっています。実験では、寝返りの負担が羽根枕と比較し約46%も減少したそうです。

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実際に使用してみて
筆者は、かなり前から自分の睡眠に問題があることを認識しており、寝具もあれこれと試行錯誤しながら買い替えていました。
しかし、これといったものに出合えず、「寝具なんてどれも同じ」と安物で固めていました。枕も、バスタオルを畳んだだけのものを使っていました。まさに枕迷子です。なので、リニューアル版の本製品が届いたその日から期待をもって使用を開始しました。
頭の向きに関わらずフィット感が続く
まず、前述のとおり今まではバスタオルを4枚重ねたものを使っていて、これは約数cmしか厚みはありません。対して、本製品は約10cmもあり、手のひらで押すと結構な反発もあります。そのため当初は、「かえって寝つけないのでは?」という懸念がありました。
しかし頭をあずけてみると、確かに反発はあるものの、頭部をやさしく受け止めるフィット感があります。その状態で、顔の向きを左右に変えても(つまり横寝にしても)フィット感は持続。
かつて使用していた伝統的なそば殻枕や安価なポリウレタン枕だと、均一に頭の荷重を受け止めることができないので、頭痛や寝違えの原因となっていました。頭の向きにかかわらずフィット感が続くのは、大きなポイントだと感じました。
首全体もしっかり支えてくれる
もう1つの気づきは、頭だけでなく首全体をしっかり支えてくれることです。筆者は、ストレートネック気味で、肩もやや巻き肩になっています。それが通常の枕との相性の悪さの一因になっていました。
ですが、本製品の場合だと頭頂部から肩上部までの体圧が分散されるのか、不調を抱えた箇所への負担がほとんどないように思えました。
深い睡眠とスムーズな寝入り。数日間の使用で大きな効果を体感できた
以上が使用初日の印象ですが、数日間使っただけで実感できるのは眠りの深さ。これまでは、夜中に目が覚めてトイレに2〜3回行っていました。典型的な「眠りが浅いタイプ」で、いろいろ対策しても朝の寝覚めが悪いことがしばしば…。
それが本製品を使いはじめて、トイレの回数は1回に減り、「早起きはできたけれど気分は悪い」「二度寝したい」という不快感が軽減。しかも、スーッと入眠できます。日中の頭重感も心なしか軽くなったようです。
使いはじめてまだ数日ですが、これほど効果を体感できるとは予想外でした。頭に「最高にフィットする」7日目あたりが待ち遠しいくらい。
価格は3万3000円(税込)とそれなりにするものの、健康への自己投資としてはリーズナブルなほうだと考えています。眠りに悩んでいる方、快眠で日中のパフォーマンスを向上させたい方にはオススメの逸品です。
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サンプル貸し出し/Source: BRAIN SLEEP