Inc.: AmazonのCEOであるジェフ・ベゾス氏には、Prime Dayを愛するファンがいます。今年のPrime Dayは、過去最高の売上を記録しました。一方で、彼を嫌う人が一定数いるのも事実です。「bad Jeff Bezos」で検索すると、大量の記事が見つかるでしょう。

Amazonの元社員、アナリスト、専門家、リーダーシップの第一人者などが、ベゾスの良いところ、悪いところ、天才ぶりなどをそれぞれ勝手に取り上げ、批判を展開しているのです。

ベゾス氏の批判対処法

彼は先日、Recode Conferenceにて、Walt Mossberg氏のインタビューに応じました。

ベゾス氏曰く、波を作っていない人が批判を受けることはありません。批判されるということは、少なくともゲームに参加できていることを意味します。

世界に何かおもしろいことを投げかければ、必ず批判を受けるものです。批判に耐えられないのであれば、新しいことやおもしろいことをしないほうがいいでしょう。

彼はそう言って、笑います。

復讐には価値がない

たとえば誰かに嫌がらせを受けたとします。でも、その対応に時間を費やすのは、あなたが望んでいることでしょうか? それよりも、一歩引いて、深呼吸をして、もっとやるべきこと、つまり未来のすばらしいことのために時間をかけたほうがいいのではないでしょうか?

ベゾス氏は、相手の言葉がまったくのデタラメでも、「復讐を求めれば2つの墓が待っている。その1つは自分のものになるだろう」という言葉を思い出すそうです。

鈍感になる

自分への好ましくない発言に対する最善の防御は、鈍感になること。批判を止めることはできません。気にするだけ時間のムダ。前進あるのみです。

そんなベゾス氏ですが、爆発寸前になったときには、こんな思考実験を行っているそうです。

気に障る書き込みを見つけたときは、街角に立って、道行く人を眺めてみましょう。誰一人、あなたのことを考えている人はいません。

もしも言論の自由が認められていなかったら

最後に、アメリカでは、憲法や文化的規範により、言論の自由が広く認められていることを肝に銘じなければなりません。これに反して、言論の自由に恐怖の雰囲気を与えてはならないのです。何よりも重要なことは、美しいスピーチには防御が不要であること。防御が必要なのは、ひどいスピーチなのです。

一歩引いて、この社会の素晴らしさを思い出しましょう。そう、我らが文化的規範では、どんなにひどい発言も許されるのです。彼らを自宅のディナーパーティーに招待する必要はありませんが、発言は自由にさせるべきなのです。

ドナルド・トランプ大統領について

最後にベゾス氏はこう言います。

ドナルド・トランプ大統領の不適切な行動の1つが、彼を批判するメディアを沈黙させようとしていることです。地球上の半分の人は、リーダーを批判すると刑務所行きか、それよりも憂き目に遭う世界に生きています。

ひどい内容でも、その発言の権利を守るのが米国の文化と繁栄の基礎であるというのが、ベゾス氏の主張です。

かつてワシントン・ポストのキャサリン・グラハム元オーナーは、ウォーターゲート事件を取り上げれば「苦境に置かれることになる」という脅迫を受けながらも、それを敢行しました。その結果、ニクソン大統領の辞任につながったのです。現在、ワシントン・ポストのオーナーは、ベゾス氏が務めています。

キャサリン・グラハムさんをロールモデルとし、私の身体のどの部分がどんな苦境に置かれようとも、必要とあらば受け入れるつもりです。

メディアとトランプの対立が進む今、ベゾス氏にはチャンスが訪れるのかもしれません。

Here's What Jeff Bezos Says to Do When People Criticize You | Inc.

Image: Drew Angerer/Getty Images News/ゲッティ イメージズ

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