自己紹介は決して簡単なものではありません。

おそらくあなたも、会議の前に自己紹介を促されて、何も言えずに固まってしまった経験があるのではないでしょうか?

あるいは、パーティーで第一印象を良くしたかったのに、つまらないことしか言えなかったことは?

そうなると最悪です。自己紹介に失敗すると、その後の会話を続ける自信がなくなってしまいます。

とはいえご心配なく。いくつかのヒントを学べば、素晴らしい自己紹介ができるようになります。

自己紹介のコツ1:自分のことを話さない

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奇妙に聞こえるかもしれませんが、自己紹介は自分について話すものではありません。あなたが話している相手のことを話すものです。

ビジネスシーンなら、自分はなぜここにいるのか、相手に対して自分は何ができるのか、を話すということになります。

先方が抱えている問題と、その解決のために自分に何ができるのか、に焦点を当ててください。重要なのは、相手の状況がこれからどのように改善されていくのかを話すことです。

「このアドバイスの背景にある大前提は、誰もが自分自身について話すのが大好きだ、ということです。自己紹介のときに自分ではなく相手に焦点を当てることで、人の心に深く根ざした心理的傾向をうまく利用することができます。

相手に話をさせてください。社交の場面で自己紹介をするときは、自分についてばかり話してはいけません。自分自身の紹介は短くして、相手について質問してください。自分のことをもっと語りたくなるかもしれませんが、ぐっとこらえましょう」

相手からあなたに関する質問が出たら、素晴らしいことです!

あなたについてもっと知りたいと思い始めたということです。質問が来なければ、引き続き、相手に話をさせ、質問を投げかけてください。

自己紹介のコツ2:自信があるかのように自分を騙す

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自信は、心に残る自己紹介をするために不可欠なものです。しかし、あなたも私と同じように内向的な人間なら、自信に関して問題を抱えているかもしれません。

あなたが人見知りをするのであれ、自分の能力に自信がないのであれ、いくつかのトリックを習慣化することで、人から自信があるように見られるだけでなく、自分でも自信があると感じられるようになります。

1.背筋を伸ばして立ってください

良い姿勢は自信を高める魔法です。自分でも自信があるように感じられるし、人からもそう見られます。以前、良い姿勢を身につける方法を紹介しましたが、良い姿勢は健康だけでなく、自信を高めることにも役立ちます。

2.笑顔を心がけてください

本物の笑顔を浮かべられるよう、ベストを尽くしてください。わざとらしく歯を見せたり、うっとりしたような顔をする必要はありません。自分から笑顔を見せるように心がけていれば、自信が高まるだけでなく、相手もあなたの真似をして笑顔を返してくれるようになります。それについては、のちほど詳しく解説します。

3.ゆっくり話してください

自己紹介で緊張すると、早口になりがちです。早口になると、聞き取りづらく、周囲にも緊張感が伝わってしまいます。深呼吸をして、ゆっくり話すようにしてください。

4.アイコンタクトをとってください

目を合わすことを避けると、びくびくしているように見えてしまいます。会話中、はっきりとアイコンタクトをとるようにすれば、相手からも、あなたが自信を持っているように見られます。

自己紹介のコツ3:心理学を活用する

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人間の脳はさまざまなことを自動的に行っています。コミュニケーションスキルを磨くことで、そうした脳の仕組みをうまく利用できるようになります。

人は、注意を払っている相手を模倣する傾向があることに気づいたことがあるかもしれません。

自己紹介をしている間に、意識的にうなずくようにすると、相手もうなずきやすくなります。

もう1つ例をあげましょう。

人間の脳は情報を見逃すことを嫌がります。自己紹介をミステリータッチにすることで、聞き手の注意を引くことができます。

たとえば私は、仕事は何ですかと尋ねられると、シンプルに「ライターです」とだけ答えます。

ほとんどの人は「どんな種類のライターですか?」と重ねて尋ねてきます。こうして聞き手は会話に引き込まれていきます。

一部の情報を隠すことで、相手から質問をさせるようにするわけです。

たとえば、あなたがサポートデスクのIT技術者なら、「コンピューター関係の仕事をしています」とだけ答えておきます。

工事請負業者をしているなら、「住宅関係です」と答えましょう。

小学校で芸術の教師をしているなら、シンプルに「教師をしています」とだけ言っておけばいいでしょう。

仕事について尋ねられた時にどういう答え方をすれば、聞き手もがもっとあなたについて質問をしたくなるか、一度考えてみてください。相手の関心を引きつける方法を模索しましょう。

相手のボディランゲージを模倣することも、つながりを築くためのよくある方法の1つです。

これは多くの人が無意識でやっていることでもあります。相手と同じ姿勢をとることで、無意識のうちに、つながっている感覚を与えることができます。

そのほか、簡単にできるトリックを3つ紹介しておきます。いちど実験としてやってみてください。

ガムを噛む

High Existenceによると、人間の脳は、ものを食べているときは、ただちに危険な状況にはいないと見なすそうです。これは、危険な状況でものを食べることが死を意味していた頃から残る、進化のなごりです。

目の前にいる人は、将来親友になる人だと想像する

RedditユーザーのSithLardさんは、そうすることでボディーランゲージも変わり、リラックスして自己紹介ができるのだと言っています。古いことわざにもありますね。

「見知らぬ人とは、いまだ出会わぬ友人である」

自己紹介を後回しにする

先に別の「アイスブレイカー(会話のきっかけとなる話題)」で会話を初めて、後で自己紹介に戻ってきます。

たとえば、「ここで新しい友人をつくると自分に約束して来たんです」と切り出して、会話をスタートさせてみましょう。緊張した場をほぐすには、常にユーモアが有効であることを思い出してください。

自己紹介のコツ4:練習する

ビジネスではなく、日常的な場面における自己紹介だけを考えるなら、わざわざ練習するほどのことはないと思うかもしれません。しかし、どんなことでも、うまくなりたいなら、練習するのが一番の近道です。

大げさに考える必要はありません。わざわざ友人や家族に自己紹介を聞いてもらって、フィードバックをもらう必要はありません。

(もっとも、ビジネスシーンで使う自己紹介を練習するときは、そうしたロールプレイが有効)

ただ、自己紹介で何を話すか少しだけ考えてみてください。

近々、自己紹介をすることがわかっているなら、頭のなかで軽く練習してみましょう。時間もかからないし、少しの練習するだけでも自信が湧いてきます。何を話すか準備ができていれば、自己紹介もスムーズになります。

何分かを使って、どうすれば良い自己紹介ができるか考えてみましょう。それだけでも、、次に人とつながりを築ことするときに、大きく違ってきます。ビジネスでも日常の社交でも、それは同じです。上で挙げたヒントを参考にしてください。自分ではなく相手に焦点を当て、自信を高める習慣を身につけ、心理トリックを活用してください。

今度、自己紹介するときには…

あなたは今、背筋を伸ばして立つことから、話す時にうなずくことまで、自己紹介に関する重要なヒントをたくさん学びました。つまり、初めて会う人に自分を紹介するためのツールはすべて手にしているということです。

あなたはもう、重要なコミュニケーションスキルを開発する道を歩み始めているのです。

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Source: How to introduce yourself | Kevin Bahler | TEDxLehighRiver

Original Article: How to Introduce Yourself in Any Situation (And Stop Being Afraid) by MakeUseOf