保安検査の列が遅々として進まず、フライトの出発時刻まであと数分(あるいは数秒)しかない…。

その情景を思い浮かべると冷や汗が出るという人に朗報があります。多くの航空会社が、乗り遅れた利用客を救済するためのルールを設定しています。

もっとも、スムーズに再予約ができるか、追加料金がかからないかどうかは、

あなたが空港にどれくらい遅れて到着したか航空会社に遅刻を知らせる努力をどれだけしたか

によって変わります。

航空会社にできるだけ早く連絡する

乗り遅れそうだと思ったら、まず航空会社に連絡して、予約便に乗り遅れそうである旨を伝えてください。空港に到着する前にフライトの予約を変更できる可能性があります。すでに空港や搭乗ゲートに着いている場合は、航空会社の係員に相談しましょう。

航空業界には昔から、フライトに乗り遅れた利用客のために「フラットタイヤ(パンクタイヤ)」と呼ばれるルールが存在します。

タイヤのパンクなどが原因でフライトに乗り遅れた場合は、元の予約便の出発時刻から2時間以内に到着した場合にかぎり、追加料金なしで再予約ができるというものです。

フラットタイヤルールは、航空会社の運送約款には書かれていないので(航空会社はあまりこのことを知られたくないのでしょう)、必ず適用される保証はありません。

The Points Guyが書いているように、たいていは航空会社のサービス担当者の判断に委ねられることになります。ですので、礼儀正しい態度で、渋滞などの正当な理由を丁寧に説明することが重要です。

以下は、米国の主要航空会社が現在実践している、フラットタイヤルールです。

アメリカン航空には「Late Arrival Standby(乗り遅れ空席待ち)」というポリシーがあります。元の予約便が出発する時刻から2時間以内に到着した場合にかぎり、後続便を空席待ちで再予約することができます。デルタ航空は「ケースバイケース」で再予約を受け付けています。ユナイテッド航空には定められたポリシーはありませんが、元の予約便から30分以内に到着した場合、たいていは後続便を再予約できます。サウスウェスト航空は、元の予約便の出発時刻から10分以内に連絡があった場合(電話でも対面でも)、再予約を受け付けています。

Point Me to The Planeが書いているように、フラットタイヤルールにもいくつかの例外があります。

元の予約便がその日の最終フライトである場合、当然ながら、同日の別の便を再予約することはできません(おそらく翌日便の再予約は可能ですが、ホテルの宿泊代や食事代の面倒はみてもらえません)。

また、国際便にはこのルールは適用されない可能性が高いでしょう。

荷物を預ける場合は、すべての航空会社が荷物の預け入れに締め切り時刻を設定していることに注意が必要です。

同日変更便オプションを利用する

予約していたフライトに乗り遅れてしまい、空席待ちではなく、確実に乗れる便への再予約が必要な場合は、同日変更便オプションを利用することもできます。

航空会社によって、元の予約便が出発する前にリクエストしなければならない、カレンダー上で同日に出発する便でなければならないなど、さまざまなルールが設定されています。

アラスカ航空は同日変更便オプションを50ドルで、アメリカン航空とユナイテッド航空は75ドルで提供しています。

同日変更便オプションは、元の予約便が出発する時刻の24時間前から利用できます。

同日変更便をリクエストする締切時間はとくに決められておらず、アメリカン航空では、元の予約便のチェックインが完了し、すでに荷物を預け入れた後でも、予約を変更することができます(もっとも、荷物を移動させるために、最低でも1時間前にはリクエストする必要があるでしょう)。

上級会員資格を持っていれば、同日変更便オプションを無料で利用できることもあります。

乗り継ぎ便を逃した場合、通常は無料で再予約が可能

乗り継ぎ便を逃した場合は、ほとんどの航空会社では通常、無料で後続便を再予約することができます。混雑状況によっては空席待ちになる可能性はあります。

自動的に再予約をしてくれる航空会社もありますが、乗り継ぎに遅れそうなときは、着陸後ただちに航空会社に電話して、どうすればいいかを相談してください。

スターバックスの列に長時間並んだせいで乗り継ぎ便に遅れた場合は、本人のミスだと判断され、おそらく無料の再予約は受けられません。

また、異なる航空会社間での乗り継ぎの場合(ジェットブルー航空からユナイテッド航空への乗り継ぎに遅れたなど)、自動的に再予約されることはありません。

ですので、できるだけ早く、乗り継ぎ先の航空会社に連絡する必要があります。この場合も、フラットタイヤルールを思い出してうまく対応してください。

航空券を購入する

大幅な遅刻、たとえば、6時間も寝坊してしまった場合は、無料で再予約のオプションはほとんど期待できません。念のため航空会社に問い合わせてみるべきですが、おそらくは、航空券を改めて買い直す必要があります。

旅行保険が役に立つのはこうした場面です。よく国際便を利用したり、フライトに遅れがちだという人は、運賃とは別に、旅行保険に加入しておくと安心です。

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Image: Brendan Smialowski/Getty Images

Source: Point Me to The Plane, The Points Guy, Cheat Sheet, Alaska Air, American Airline, United AirlineJosh Ocampo - Lifehacker US[原文]