新型コロナウイルスの世界的パンデミックで、ほぼすべての人が仕事に何らかの影響を受けています。

失業したり、在宅勤務に移行したり、エッセンシャルワーカーとして新しい仕事のやり方に適応しなければならない人もいるでしょう。

いずれにしろ、ほとんどの人が過去数か月の間にワークライフの激変を経験してきました。しかし、新型コロナウイルスのせいで失業率が急上したにも関わらず、いまだに新規採用をしている会社もあります。

このパンデミックの最中に新しい仕事を見つけるなんて、どう見ても不可能な気がします。でも、その不可能を可能にしたなら、すごいことです。

ただ、この環境で新しい仕事に就くとなると、おそらくこれまで経験したことがないことにいろいろと遭遇しそうです。

マネージャーとして採用された人は特に大変かもしれません。では、どうすれば、新しいポジションでうまくいくのでしょうか?

目次

まずはマインドセットを共有することが大切マネージャー職がチームを管理するコツすべてのリモートワーカーに役立つコツ

まずはマインドセットを共有することが大切

臨床心理学者であり、『Connected and Engaged』の著者でもあるLori Whatley博士によると、すべてはマインドセットで決まります。

これは、世界が初めて直面している環境で、新しい仕事に就き、チームを率いる場合も例外ではありません。

これは間違いなくワクワクするような素晴らしいチャンスです。普段とは異なる状況をチャンスだと思えれば、不安を克服できます。

そのためには、新しい仕事で達成したいことや、リーダーとして新しいチームと共に達成したいことに意識を集中しましょう。

どんなポジションに就こうとも、想定外の障害をチャンスとして受け止めてみることが成功の秘訣です。

そしてそのためには、最終的な結果に意識を集中させるべきで、そこに至る途中に遭遇する数々の問題に心を乱されるべきではないと博士は述べています。

不安を煽るものから意識を外らせるように訓練しましょう。人間は自分が目を向けている方向に進んで行くものだからです。

米Lifehackerは、新しい仕事をリモートワークで始めるための戦略について、さまざまな専門家から話を聞きました。その結果を以下にシェアします。

マネージャー職がチームを管理するコツ

Image: Menara Grafis/Shutterstock.com

チームを率いてすべてを効率的に回していくことが上手い人なら、オフィスでリーダーをすることには慣れているはずですが、バーチャルでは事情が違うかもしれません。

リモートワークのチームのリーダーとして成功するコツは次の通りです。

1. 個別にコミュニケーションをとる

人事の専門家たちは、「リモートワークではコミュニケーションがとても重要だ」と口をすっぱくして言います。

もちろん、コミュニケーションはオフィスでも重要ですが、チームと直接会えないと、メッセージの一部が伝わらなかったり、誤解されることがあります。

ですから、The Product Analystを設立し、設立当初に人事部長を務めていたWillie Greerさんは、チームのメンバーと個別にコミュニケーションを取ることを勧めています。

リモートでチームを率いるときは、チームメンバーの1人ひとりの懸念やタスクに関して個人的にメッセージを送る義務があります。

個々のチームメンバーとときどき連絡を取り、困っていることを聞いて、より快適な労働環境にしてあげることがベストです。

2. 自分と同じポジションの経験者を紹介してもらう

新しい勤務先でマネージャーをするのはどういう感じなのか知りたいと思いませんか?

JookSMSのマーケティング・マネージャーを務めるChristopher Prasadさんは、その場合は、上司に次のように聞いてみることをすすめています。

今の私と同じようなポジションにいたことがある人を紹介してくれませんか? その人と密に連絡を取り、具体的なアドバイスをもらいたいのです。

そうすれば、新人スタッフの質問を1人で全部抱えずにすみます。

どの新人スタッフも気兼ねなく正直に質問できるようにする必要があります。不安で誰にも連絡できない人がいてはいけません。

細かいことをないがしろにしていると、それが雪だるま式に膨らんで大問題になることもあります。チームはあなたの成功を望んでいるということを忘れないでください。

3. 期待を明確に伝える

チームとの効果的なコミュニケーションの一環として、チームに期待することを明確に設定しましょう。

Imagine Easy Solutionsの設立者でCheggの元幹部でもあるNeal TapariaIさんは、米Lifehackerに次のように語っています。

たとえば、家庭と仕事の両立について話すときは、「午後6時を過ぎたら仕事のメールには返信しなくていい」と具体的にチームに伝えましょう。

4. オフィスで一緒に仕事するようにリードする

新しい仕事をリモートで始めるときは、同僚たちと物理的に同じオフィスにいないということを意識すべきだとLoanryのCEOであるEthan Taubさんは言います。

チームには明確でわかりやすいリーダーシップが必要です。リーダーはチームを導く声にならなければなりません。

物理的に同じオフィスで働くときと同じように、チームにモチベーションを与えて仕事をしてもらわなければなりません。

リーダー自身もモチベ―ションを感じていれば、それは可能です。

すべてのリモートワーカーに役立つコツ

Image: venimo/Shutterstock.com

新しい会社に管理職として入社しようが一般社員として入社しようが、リモートワークを始めるときに誰にでも通用するコツがあります。

1. 定時に仕事を始める

一見簡単なことのようですが、リモートワークでも、必ず定時に仕事を始めましょう。

オフィスに通勤するときとは違って、「電車の遅延」や「交通渋滞」などの言い訳は通用しません。パジャマのままで仕事できるからといって、時間にルーズになっていいわけではありません。

2. 質問を書き留めてリスト化する

新しいポジションで入社する際に、どれほどトレーニングを受けてもまだまだ学ぶことが多く、学んだことを仕事で使えるようになるまでが大変です。

わからないことが次々出てきますから、質問したいことを書き留めておいた方が良いとKISSPatent Innovation Consultingの創設者兼CEOのD’vorah Graeser博士は言います。質問のリストを更新していけば、忘れずにすみます。

また、上司がどのようなやり方で質問に答えるのが好みか確認しましょう。質問があるたびに聞いて欲しいと思う上司もいれば、質問をリストにしてまとめて会議で答える方が好みの上司もいるかもしれませんから。

3. 同僚のことをもっと知る

新入社員の一番のストレスは、誰もが既にお互いを知っている環境に飛び込むことです。

オフィスを共有していないと、同僚全員の働き方、ユーモアのセンス、効率的に共同作業をするために必要な基本的な情報を把握するのがためらわれることもあります。

同僚と友だちなれと言っているわけではなく、相手がどういう人なのか、どういうタイムゾーンにいるのか(これは非常に重要です!)、どのような役割なのかを知っておくべきです。

もちろん、仕事をする上でほかにも重要な情報があるかもしれません。

基本的に、たくさん質問しましょう。質問すればするほど相手のことがわかってきますよ。

新しいポジションをリモートワークで始めるときは、同僚のことなんか知る必要がないと思うかもしれませんが、実際は逆です。

時間を取って同僚たちに連絡し(直接一緒に仕事をする同僚は特に大事です)、同じオフィスにいなくてもお互いのことを知るように努力しましょう。

MyCorporation.comの運営責任者であるDana Caseさんは、こう語っています。

Zoomを使って新しい同僚と面談し、定期的に相手の顔を見ながらビデオチャットをして、繋がりを維持しましょう。これは、部下の仕事量を監督する立場にある人には特に大事なことです。

あわせて読みたい

リモートワークの悩み解決!相手に正しく伝えるヒント7選 対面でのコミュニケーションよりも、伝えたいことが上手く伝わりにくいリモートワーク。どのようなことに気をつけて、有効活用すれば良いのでしょうか?オンラ... https://www.lifehacker.jp/2020/06/remotework_communication_matome.html すぐ実践できる、士気を高めるチームマネジメント新手法|ニューノーマル時代の働き方 コロナ禍の中、マネジメントの手法は大きな転換期を迎えています。私は、リーディング企業を中心に年間200回の研修に研修トレーナーとして登壇していますが... https://www.lifehacker.jp/2020/06/215170working_in_the_new_normal_team_management.html 信頼されたい、評価を得たい。人の心を動かす「雑談力」の身につけ方 「人から好かれて信頼されたい」「もっと稼げるようになりたい」「多くの人から愛されたい」「称賛と評価をもらいたい」「自分を好きになりたい」 たとえばこ... https://www.lifehacker.jp/2020/06/book_to_read-551.html

Illustration: Benjamin Currie

Image: Menara Grafis, venimo/Shuttertsock.com

Source: Amazon, Dr. Lori Whatley, The Product Analyst, JookSMS, Loanry, KISSPatent, MyCorporation.com

Elizabeth Yuko – Lifehacker US[原文]