私たちの家計が大きく変化しています。例えば外に出かける交際費や外食費が大きく減少し、家で遊ぶゲーム代や自炊、家飲みの予算は大きく増加しています。もちろん新型コロナウイルスに伴うStayHomeの影響です。

しかし、どれくらい変化があるのか「見える化」は簡単ではありません。多くの人がうすうす感じている家計構成比の変化も、家計簿をしっかりつけていないとすぐには分かりません。

とはいえ紙の家計簿をつけることはそう簡単ではありません。家計簿をつけなくては、と気合いを入れたものの、三日坊主になった人はたくさんいるはずです(私も経験があります!)。

しかし今ほど家計管理が重要になっている時期もありません。毎月の収入やボーナスが不安定になっているからです。

そこで、今こそ活用を考えたいのが家計簿アプリになります。

なにせ「小計、合計、項目別集計などは自動計算」「円グラフなどの視覚的分析も自動描画」されることで、私たちの「家計簿が面倒な理由ベスト3」のうち2つを解消してくれるからです。

そもそも、計算をする時間が多かったら節約になるわけではありませんから、単純作業はスマホに自動化させるに限ります。

そして、家計簿が面倒な理由ベスト3の第1位であろう「入力が面倒」問題もスマホが解決してくれます。

ひとつはレシートをスマホカメラで撮影すること、もうひとつは口座連携による自動入力です(アカウントアグリゲーション)。

今回は、ウィズコロナ時代に使いこなしたい家計簿アプリの選び方をご紹介します。

第一選定条件は「アカウントアグリゲーション」

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スマホで家計簿アプリを検索すると、何百ものアプリが登場して驚きます。いずれもダウンロード数を競い合っているようで、甲乙つけがたいように思います。

悩んだら「アカウントアグリゲーション」があるかどうかを一次審査の項目としてください。

これは「モバイルバンキング」「クレジットカード」「電子マネー」「ECサイト」などのアカウントを連携させることで、入出金履歴を自動的に家計簿に記帳してくれる機能です。

水道代やスマホ代を手入力することの面倒といったらありませんが、これを完全に自動化できます。AmazonやYahoo!ショッピングで買い物した金額などは入力漏れが起きそうですが、これも自動入力できるのです。

多くの電子マネーも対応しているので、家計簿をゼロから手入力する機会は「現金払い」のときだけですみます。これほどラクな家計簿記帳があったでしょうか! 紙の家計簿とかもうあり得ないと思います。

そしてレシートすら、スマホの1000万画素超のカメラで撮影してしまえばOKです。かなりの高精度で自動認識をしてくれるでしょう。

さて、この一次審査を通過するアプリはおおむね4つです。

ZaimLINE家計簿(アプリ版)マネーフォワード MEMoneytree

第二選定条件は「インターフェイスの好み」でOK

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といっても、4つの中から1つ選ぶという問題がまだ残っています。実はそこは「好み」でかまいません。

スマホアプリの良さとしてアイコンやインターフェイスデザインの違いがあります。

エクセルを仕事で使うとなれば、デザインがイヤだろうと選択の余地はなく使い方を覚えるしかありません。しかし、家計簿アプリなら自分の好きなものを選ぶ選択肢があるわけです。

アカウントアグリゲーションであなたの銀行やクレカが接続できるのなら、自分の好みのデザイン、インターフェイスがしっくりなじむようなものを選べばいいと思います。

いっそ、「アイコンがかわいくてホーム画面に置いてもいい」が決め手になってもいいくらいです。それで記帳がはかどるなら、それ以上のメリットはありません。

基本的な使用に関してはどれも無料ですから、4つ全部インストールしてからちょこちょこ触って決めてもいいでしょう。レシートを3枚くらい撮影して試してもいいと思います。

先ほど紹介した4つの家計簿アプリのうち、インターフェイス的にユニークなのはLINEと連携できるLINE家計簿です。タイムラインから家計簿入力しつつ友人にも返信ができ、LINE依存度の高い人にとってはアリかもしれません。

ところで、4つのアプリには有料課金の設定があるものもあります。ただし、ライトユーザーは無料のままでも大丈夫です。使い込んだうえで高機能やデータ保存機能が欲しいときは月額課金を検討してみてください。

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自動的に家計の「見える化」を実現したら3つのチェックを

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さて、家計簿アプリ選びだけで終わってしまってはFPの書くコラムとしてはまだ話半分です。家計の見える化が成功したときやるべき3つのチェックポイントを最後にまとめておきましょう。

1.イメージとミスマッチの大きい項目から削ってみよう

グラフなどで前月の支出が表示されたとき、違和感のある項目から見直しをしてみましょう。

イメージと実際の支出額が近いということは感覚的なズレがないので(ムダ遣いを強く自覚しているのでなければ)そこは後回しにします。

注意したいのはイメージよりも支出金額がやたらと高額になっている項目です。改善の余地はそこにあります。

2.毎月引き落とされている固定費を削ってみよう

次にチェックするのは日常生活費ではなく固定費です。クレジットカードや銀行口座と連携したことで、毎月定期的に引き落とされている金額も明らかになります。

チェックしてみると、ほとんど利用していないサービスへの課金状況が判明します。まったく行かないジムとか、重複して利用しないサブスクなど、ムダなものを削るだけで月1万円ダウンするならこれほどラクなことはありません。

3.減らしても困らなかった支出の復活に気をつけよう

ウィズコロナ時代のライフスタイルで、がくんと減った支出については、復活の余地があるかどうか考えてみましょう。

それが生きがいとして必要なお金と思うなら交際費や娯楽費を徐々に戻せばいいでしょう。

しかし、職場の飲み会が惰性やつきあいだったと思い知ったのなら、ポストコロナ時代になっても復活させる必要はありません。

家計簿アプリは自動化するほど、あなたの力強い味方となってくれます。ぜひこの機会にインストールしてみてください。

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