気軽なエクササイズから、マラソンを走ったり、ウェイトリフティングの大会に出るなど本格的なものまで、私は運動人生で様々な段階を経てきました。

その途中で、数々の役に立たないアドバイスを真に受けたり、良いアドバイスに従わなかったりもしました。

今回は、これまで運動に関して犯してきた大きな過ちと、読者のみなさんがその過ちを犯さないようにする方法をご紹介していきます。

目次

1. 運動の前にストレッチをする

2. 痛みがあるから休む

3. 有酸素運動だけやる

4. 有酸素運動をまったくやらない

5. 自分のデータとアプリを信じる

6. リフティングベルトとシューズを買うまで時間をかける

7. 練習のランニングでも速さを競う

8. 休息日を多く取り過ぎる

9. スクワットの時は膝がつま先より前に出ない

10. 回復途中だから

11.シューズ屋さんのエセ科学を信じる

12.調子が完璧な時だけ運動する

運動の前にストレッチをする

私が子どものころは、運動前のウォームアップとして、ぎこちないポーズを10〜30秒間ほど保つ静的ストレッチをするのがお決まりでした。

しかし、静的ストレッチが怪我を防いだり、運動のパフォーマンスを向上したりすることはありません(バレエなど柔軟性が欠かせない運動でない限り)。ストレッチをするのをやめたらどうなるのかを見てみましたが、運動中も運動後もストレッチをした時と同じでした。

唯一の変化は、以前はよく股関節周りの鼠径部を痛めていたのですが、それが奇跡的になくなったというポジティブなものです。

痛みがあるから休む

運動を始めたり、再開したりすると、重いウェイトを持ち上げる場合などは特に、翌日筋肉痛になることがよくあります。

痛みがある時は運動をしないほうがいいという考え方は、どこで知ったのか定かではありませんが、直感的にも正しいように感じていました。

しかし、そのせいで、痛みがひどいからと1週間運動をやめ、週1回しか運動をしていないから、ずっと痛みが続くというような、延々と終わらない苦痛になることがあります。

この苦境から抜け出す一番の方法は、とにかくスポーツジムやスタジオに顔を出し、その時できることをすることです。すると、いつの間にか痛みが消えます。

有酸素運動だけやる

私が割と真剣にやった初めての運動がランニングでした。

5km、10kmと練習を重ね、最終的にはマラソンを走りました。

理論的には、筋力トレーニングはランナーにとって重要だと、これまでにもお伝えしてきましたが、ランニングを始めた初期の頃は筋トレのルーティンを取り入れていません。

最終的に、ハーフマラソンのトレーニングと並行して、バーベルのトレーニングを週に2〜3日やるようになりました。

そのトレーニングサイクルのおかげで、これまで以上に体が強くなり、より速く走れるようになります。

有酸素運動をまったくやらない

そうです、私は先ほどの有酸素運動の説の両方を体験したことがあります。

筋トレは、ランニングだけをやるよりもはるかに楽しかったです。5回以上の筋トレをやったら有酸素運動みたいなものだと、他の筋トレ仲間と鼻で笑って、二度とランニングをする必要はないだろうと思っていました。

しかし、人間の身体的な健康には有酸素運動も必要だというのが事実です。有酸素運動なしでは体重の増加を止められません。

有酸素運動を、もう一度トレーニングに取り入れるようになって(軽めのランとハードなコンディショニングワークアウト)、重いウェイトが前よりも軽く持ち上げられました。

また、セットの合間にそれほど休憩を取る必要がなく、あっという間にジムでの時間が過ぎていることに気付き驚きました。

自分のデータとアプリを信じる

長く生きていると、自分が覚えているよりも多く、自分のデータがアプリに入っていたりします。

スマホが登場する以前は、ランニングの距離とタイムを手動でランニングWebサイトに入力していました。

しかし、スマホが出てきてからは、デバイスやスマホを換える度に、違うランニングアプリを4つか5つ使ってきました。また、筋トレの記録をするアプリも色々と使っています。

リフティングベルトとシューズを買うまで時間をかける

ウェイトリフティング用のベルトとシューズを初めて買うのに適したタイミングはありませんが、それでも私はもっと早く買えばよかったと思っています。

リフティングベルト(トレーニングベルト)があると、スクワットやデッドリフトなど重い負荷がかかる時に胴体をしっかりと支えることができ、ベルトなしでやる時よりもはるかに重いウェイトを持ち上げることができます。

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ウェイトリフティングシューズやスクワットシューズと呼ばれるものは(同じです)、足首がそこまで曲がらない人には欠かせませんが、私は足首の可動域が十分なので自分には必要がないと思っていました。

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それが、シューズを履いたことによって、足首がどんなに曲がっていても、より強く安定感を感じられて驚きました。

練習のランニングでも速さを競う

ゆっくり走っていると、本当は自分は足が遅いのではなく、速く走ろうと思えば走れるのだと、証明したい衝動に駆られることがあります。

しかし、初心者のランニングペースが耐え難いほど遅くても、ゆっくりペースのランニングからは驚くほどのトレーニング効果が得られます。

常に自分のタイムを縮めようと走っている人は、やめたほうがいいです。

最終的に、亀の歩みのようにゆっくりと何kmも走らなければならないのだと受け入れたら、リラックスしてより楽しみながら走れるようになりました。

そして、長い目で見たら、より速く走れるようにもなりました。

休息日を多く取り過ぎる

筋トレの後には必ず休息日を設けるのは、確固としたルールなのだと信じていたことがありました(少なくとも体の部位についてはそうでしたが)。

膝を手術しなければならなくなるまで、それを疑問に思っていませんでした。

脚の筋肉を鍛えると回復が早まるとわかっていたし、ハードなトレーニングを長期間休んでいたので、多少痛みや大したことない怪我があっても気にしないと決めていました。

それで、数週間毎日レッグプレスとレッグエクステンションを行いましたが、私は……大丈夫でした。

後で通常の練習に戻した時に、筋力強化をするアスリートの多くが、進んで連日トレーニングをしていることを知りました。

その週のトレーニング全体の負荷が自分の体に適したものであれば、トレーニングの翌日に必ず休息日が必要なわけではないとわかったのです。

今では、ほぼ毎日ウェイトリフティングをしていますが、それで前よりも元気です。

スクワットの時は膝がつま先より前に出ない

これも色々な人から聞いたことのある内容ですが、必ずしも絶対的なルールではないとわかりました。

膝がつま先よりも前に出ないようにするのは、膝を痛めないようにするためですが、これは実際の怪我からではなく、関節への理論的な負荷を調べただけの研究から生まれた考え方でです。

その人の体のバランス、足首の柔軟性、やっているスクワットの種類などによっては、膝がつま先よりも前に出た方がいいこともあります。

私は大腿骨が長く、脛骨が短く、今はウェイトリフティングのトレーニングでお尻が地面につくくらい深いスクワットをするので、膝はつま先よりも前に出ます。

それで問題ありませんし、コーチも何も言いません。膝がつま先より前に出てもいいのです。

回復途中だから

私は長年、「やり過ぎない」ようにという注意をたくさん受けてきたので、どれくらいの量、どれくらいハードにトレーニングをするかという変数だけが大事なのだと信じていました。痛みや疲れを感じ始めたら、練習を控えた方がいいと思っていました。

しかし、大量のトレーニングをしても大丈夫なアスリートがたくさんいることに気づきました。

アスリートは、しっかりと食べ、しっかりと眠るという、私がこれまで気にかけていなかったことに重点を置いていることに気づきました。

私の大好きな過酷なトレーニングは、夜1時間多く寝ればまったく問題ないとわかって、本当に本当にショックでした。

シューズ屋さんのエセ科学を信じる

私の完璧なランニングシューズ探しの旅についてはこちらを読んでいただければわかると思いますが、要するに理論的に自分にピッタリのランニングシューズを探すのはやめたということです。

足の形や歩幅の動きを調べて、足がオーバープロネーション(回内)だからこのシューズじゃないととか、アンダープロネーションだからあのシューズじゃないと、などというシューズ屋さんはまだあります。

私の足はオーバープロネーションで、昔ながらのアドバイスに従えば従うほど、足の状態は悪くなりました。

ランニングフォーラムでアドバイスを求めたら、私のシューズは真剣にランニングするには薄過ぎると言われたことがあります。

数年後、ミニマリストシューズが登場し、結局薄っぺらなニュートラルなシューズを履いて、私の足はまた快適になりました。

調子が完璧な時だけ運動する

現在、私は休むべき理由がない限り、毎日トレーニングしています(日曜は休みと決めていて、それはカウントしていません)。

しかし、これとはまったく正反対の考えだった時もありました。運動というのはある種体に悪いものだから、体は完璧に運動できる状態でなければ、運動しない方がいいと考えていたのです。

痛みがあったり、睡眠不足だったり、鼻風邪をひきそうだなと思ったりしたら、運動するのはやめていました。

筋トレの翌日は休息日にすることにこだわっていたので、その日時間があっても、翌日も運動したい場合は、その日は練習をやめたりもしていました。

今は、トレーニングするのが基本だと考えているので、かなり楽しく(そして強く!)なりました。たまに練習をしない日があっても、罪悪感はありません。

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