良い人生とは何かと考えるとき、私たちは幸福感に満ちた人生や目的意識のある人生を想像するかもしれません。

例えば、親しい友人や家族に支えられた充実して安定した生活や、有意義な目標に向かって何年も頑張る生活を思い描くかもしれません。

しかし、幸福感や目的意識と同じぐらい重要なもう1つの要素を私たちは見落としているかもしれません。

アメリカ心理学会の機関誌『Psychological Review』に掲載された2人の心理学者の論文によると、私たちが良い人生とは何かということを考えるとき、「心理的に豊か」であるかどうかという考察が含まれるべきだとしています。

彼らの定義によると、「さまざまな興味深い経験や視点が変わるような経験によって特徴付けられます。」

心理的な豊かさは不可欠

著者の1人であるフロリダ大学の心理学助教授であるErin Westgate氏がQuartzに語ったように、良い人生を生きるための1つの側面として心理的な豊かさを加えることは、良い人生とはどのようなものかという考えに広がりを持たせる意味で重要です。

Westgate氏は次のように述べています。

「すべてがスムーズに行っているだけではありません。」

心理的な豊かさにはさまざまな経験が含まれますが、幸福感をもたらすものもあれば、大変な苦労を伴うものもあります。

新しい言語を学ばなければならない海外での生活は、困難な経験ですが、私たちの視点を永遠に変えることができる経験でもあります。

困難なキャリアを追求したり、キャリアの途中で転向したりすることは、苦難に満ちた選択ですが、人生の経験に比類のない幅の広さと深みを与えてくれます。

心の病、家族の一大事、あるいは、自分のコンフォートゾーンから出ざるを得ないその他の多くの困難に対処することも、人生を心理的に豊かにすることにつながります。

わざわざ経験したいとは思いませんが、視点を変えることで、人生に心理的な豊かさをもたらす効果があります。

良い人生を送るための最も重要なこと

この著者たちが指摘しているように、幸福感や目的意識といったもっと期待される要素も重要です。どちらもあなたを大きく成長させるでしょう。

その人の性格や価値観によって、これらの側面のうちのどれかを他よりも優先させるかもしれません。

しかし、著者は、「ある人の人生は他の人よりもある面では高度かもしれませんが、幸福感、目的意識、心理的な豊かさは、良い人生を構成する1つの要素あるいは側面を示しており、1つの要素だけで独立したタイプの人生にはなりません」と書いています。

一般的に、幸福感を重視する人は、安定性やポジティブなマインドセットに価値を置き、目的を重視する人は、強い道徳心を持つ傾向があります。

一方、心理的な豊かさを重視する人は、好奇心や自発性に価値を置く傾向があります。

この論文の著者たちは、創造性、知的好奇心、他者に対する思いやりなど、これらのカテゴリーに含まれない別の側面も考慮する必要があると指摘しています。

しかし、最も重要なことは、自分が何者であり、何に価値を置いているのかを見極める自己認識力を身につけることです。なぜなら、それがあなたにとって良い人生とは何かを定義するからです。

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Source: Psychological Review