映画『帝一の國』やドラマ『ニーチェ先生』といったコミカルな作品で、抜群の存在感を発揮してきた個性派・間宮祥太朗。そして、朝ドラ『まれ』で注目を集め、ドラマ『突然ですが、明日結婚します』などで注目を集めた愛されキャラ・葉山奨之。そんな今もっとも勢いのある2人が、7月の新ドラマ『僕たちがやりました』(カンテレ)で共演。同じ事務所に所属しながら、今回初共演を果たした2人を直撃しました。

写真/木村正史 衣装協力(間宮)/三松(0120-033-330)

「4人のシーンはほんとみんな好き勝手やってたって感じ」(間宮祥太朗)

──お2人は同じ事務所(トライストーン・エンタテイメント)なんですね。

間宮「そうなんです。でも、共演は今回が初めてですね」

──お互いの印象はどうでしたか?

間宮「僕たちの事務所は、役者同士の距離が近いんです。奨之とは10代の頃からレッスンとかでよく会っていたので、知り尽くしているわけではないですけど、もう知った仲というか」

葉山「そうですね。だから、今回一緒の作品に出るっていうのはすごい変な感じというか・・・不思議です」

──でも、ドラマの公式SNSでアップされる撮影現場での写真を見ていると、お2人から同級生の雰囲気がすごく出てます。仲間と遊んで青春してる感じが。

葉山「ほんとですか? ずっとワイワイしてますね」

ドラマ化すると聞き、マネージャーを通して、出演したいと長文のラインでプロデューサーに直訴したという間宮画像一覧

──2人が出演したトークイベントでもおっしゃってましたが、窪田さん演じるトビオ、今野浩喜さん演じるパイセンと4人のシーンではアドリブが多いそうですね。今野さんのアドリブに窪田さんと間宮さんが笑い転げてる写真とか、すごく楽しそうです。

間宮「窪田くんがよく言ってるんですけど、『奨之の圧倒的四男感がある』って(笑)。僕たち基本的に逃げてるんで、走るシーンが多いんですけど、全力で撮影してカットがかかった瞬間、窪田くんと今野さんと僕は『ふ〜・・・』ってなるんです。待機してるときも極力省エネというか、そんなにワーワー喋ることもなく各々静かな時間を過ごしてるんですけど、この四男は今野さんにガンガン絡んでいく(笑)。奔放というか、な」

葉山「みんなシーンとしてるんで、僕もシーンとしたいんですよ! でもなんか喋ってないとダメで、雰囲気が(笑)」

間宮「それに、奨之がしょうもないことを言うと、僕と窪田くんはスーッと流しちゃうんです。でも今野さんはめっちゃ返してあげるんですよ、やさしいから(笑)」

葉山「僕がいろいろ言うたびに全部拾ってくれるので、すごい迷惑なんだろうなって思いつつも、負けじと話しかけてます(笑)」

──(笑)。その雰囲気はドラマの予告編を見ていても感じました。4人のシーンはすでに一体感があるというか。

葉山「だから最近、自分1人だけのシーンになるとちょっと寂しいんですよ(笑)」

間宮「4人のシーンはほんとみんな好き勝手やってたって感じだからね」

葉山「監督も最近『いつも通りパァ〜っとやって!』とかしか言わないよね(笑)」

ドラマの1シーン。左からトビオ(窪田正孝)、マル(葉山奨之)、パイセン(今野浩喜)、伊佐美(間宮祥太朗)画像一覧

「マルはもしかしたら後半は出番なくなってるかもしれない、クズすぎて(笑)」(葉山奨之)

──ワイワイした現場だったようですが、物語は青春逃亡サスペンスなんですよね。ある日ヤンキー高校の不良たちにマルがボコボコにされて、ちょっとしたイタズラ心で仕掛けた不良たちへの復讐がとんでもない事件に発展します。

間宮「4人は爆破事件の容疑者になってしまうんですけど、伊佐美は罪はないと思ってるんですよね。マルみたいにボコボコにされたわけでもないし、復讐しようぜって言い始めたのはトビオだし、爆弾を作ったのはパイセンじゃないですか。僕はなにもしてないんですよ、一緒になって仕掛けただけで。なんでおれがこんな目にっていう気持ちが強いのかなって」

──なるほど。伊佐美は誰よりも女にモテたい!という欲望は目に見えてわかるんですが、内面は結構いろいろ考えてますよね。一方、マルはプロデューサーいわく、「どうしようもない人間」とのことですが(笑)。

葉山「マルはほんとに最後までクズです(笑)。この間現場で誰が1番悪いのかなって話になって、最終的に落ち着いたのがマルでした。でもマルは悪気はなくて『全然僕は悪くない。むしろこれが普通じゃないの』って思いながらやっているので、だから逆にそれがどうしようもなくなっていくというか」

──ウソをついたり、友だちを裏切ったり、お金を盗んだり・・・でも生きて行くことに必死だと、人間ああなってしまうのかなとも。

葉山「すごいリアルですよね。第1話ではまだかわいいマルが、進んでいくうちにこんな奴になるんだって、2話くらいからじわじわ視聴者の方がわかっていくんでしょうね。あ、こいつほかのヤツとは違うなって(笑)」

この日初めて浴衣を着たという葉山画像一覧

──イベントで、葉山さんは「マルは嫌われると思います」と言いながら、「マルが嫌われませんように」という願い事を七夕の短冊にしたためていました。それはファン離れされてもしょうがない!と、振り切った演技だったからこそ言えるのかなと思ったのですが。

葉山「まあ、思いきりやらさせてもらってます。たまに不安になるときもありますけど(笑)。自分で演じていながら『大丈夫かな、マル』って」

間宮「一緒に演じてて、奨之は良い意味で調子に乗るというか、『もういいよ!』って言われるまでちゃんと自由になれるので、そこはすごく良いなって思ったよ」

葉山「おお〜」

──そのテンションに、間宮さんもひっぱられながら・・・。

間宮「いや、逆に僕はひっぱられないようにしてます(笑)。伊佐美のちょっと引いたポジションというか、4人のなかで1番物事を見てる役だと思うし、トビオには相談するけどマルにはしないとか、その微妙なニュアンスを出していければいいなと思ってます」

葉山「たぶん1番難しいと思います、伊佐美が」

間宮「そう?」

葉山「どの位置にいたらいいかわかんないっていうか。トビオとも若干テンションが違うし、難しいだろうなって思いますね。僕は、なにも気にせずに自分が信じたことを全力でやりきる!っていうのが目標なので」

旧知の仲ということで終始リラックス、息もぴったりだった2人画像一覧

──こんなに全力で自由に嫌われ(?)役を演じるっていうのは、これまでは?

葉山「ないです。はじめてですね。すごい役なので、どこまでいくのか僕もわからないです。もしかしたら後半は出番なくなってるかもしれない、クズすぎて(笑)」

間宮「コンプライアンス的に(笑)」

葉山「そう(笑)。とにかく何が起こるかわからない作品なので、ドキドキです!」

──間宮さんも、今年はドラマ『お前はまだグンマを知らない』や映画『帝一の國』などコメディタッチというか、これまた全力で演じきる役が多いですよね。

間宮「そうなんですよ。『また間宮が変なことやってる』と思われるんだろうなって、この前の撮影のときにふと思いました(笑)。あと、『また変な髪型してる』って」

──『帝一の國』はブレンドの長髪、今回のドラマはメンディー風アフロですもんね(笑)。あと、今回のドラマは、窪田正孝さんはじめ、新田真剣佑さん、永野芽郁さん、川栄李奈さん、三浦翔平さん・・・と同世代が多いですよね。

葉山「今のところ、同じシーンがある人とない人が極端なんですけど、これからどうなるかわからないので、僕たちも楽しみです」

間宮「米田プロデューサーがどんどん僕たちを育ててくださると思うので、それについていけたら間違いないなと。このドラマは芝居だけでなくイベントとかもできたらいいなと思います。もう、カンテレさんとズブズブの関係でやっていきます(笑)」