長澤まさみ、秋山菜津子、阿部サダヲの3人がトリプル主演を務めるミュージカル『フリムンシスターズ』が、10月〜12月に東京・大阪で上演される。

トリプル主演を務めるのは、主演映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』が話題の長澤まさみ。また、妖艶な悪女からコメディリリーフまで、変化自在の演技で日本演劇界を支える秋山菜津子。そしてNHK大河ドラマ『いだてん』での、田畑政治役のハイテンションな演技が圧巻だった阿部サダヲだ。

過激な笑いにあふれた舞台や映画を、数多く生み出してきた「大人計画」の松尾スズキが、20年ぶりに書き下ろすミュージカルの新作。長澤は、松尾演出の『キャバレー』(2017年)で、ミュージカル女優の才能を開花させている。

長澤は、「また松尾さん独特の世界観を味わえると思うと、うれしさが込み上げてきます。しかも今回は、友情の物語になるそうで、それも楽しみです。尊敬する先輩方に囲まれてきっと幸せな時間になるんだろうなと、お稽古が楽しみです」と、ワクワク感あふれる様子を見せた。

故郷・沖縄の記憶を消し去って東京で暮らす女、落ち目の女優、その親友のゲイなどの「狂った人(フリムン)」たちの、過去と現在と未来の出来事が交錯する物語となるミュージカル。松尾は、この設定について「女同士の友情を描いた話にしようと思ったけど、2人組だけでは淋しい気がして、阿部のオネエと女優の秋山さんと、そのファンの長澤さんという3人組の物語になりました」と語る。

『キャバレー』で長澤と共演済みの秋山は、「まずは台本を読むこと、そして稽古場でみなさんに直接会ってお稽古することが、今から楽しみで仕方ありません」と、松尾と長澤との再タッグを楽しみにしている様子。

一方、大人計画の劇団員で、松尾の世界を知りつくした阿部は、「まず、久しぶりにお客さんの前に立てることが、本当にうれしいです。長澤さんと秋山さんと僕の3人の女の友情物語ですって・・・女の!? 楽しみです!」と、多少のとまどい気味の意気込みを見せた。

同公演には、皆川猿時や栗原類なども出演。音楽は、映画『舟を編む』など数多くの映画・CM音楽を手掛けてきた渡邊崇が担当する。10月開幕の東京公演を経て、大阪は11月28日〜12月6日に「オリックス劇場」(大阪市中央区)にて。チケットはS席12800円、A席10800円、B席7800円で、10月11日に発売される。

文/吉永美和子