コロナ禍においてエンタメを届けるため、最小人数で短い上演時間の舞台をおこなう「劇団☆新感線」の新機軸「Yellow/新感線」。その公演『月影花之丞(つきかげはなのじょう)大逆転』で主演を務める劇団の看板俳優・古田新太が、1月25日におこなわれた会見で彼らしいアピールをした。

新感線の会見では、たいていやんちゃな発言を連発して、逆に期待をあおるという上級テクを見せる古田。今回の会見も、「今稽古中なんですけど、混沌とした稽古場で、何が面白いのかまだわからない状態です」と、のっけから古田節を展開した。

古田が演じるのは、芝居にすべての情熱を捧げる月影花之丞(木野花)が率いる劇団の役者のひとり。公演のポスターでは、権利関係がギリギリなキャラクターらが登場しているが、「すごい時間をかけてこんな格好させられたけど、(本番では)こんな奴出てこないと言われた」と暴露し、壇上のキャストたちを笑わせた。

その一方で、新感線初出演となる浜中文一と西野七瀬に、なにかと目を配っているそう。「ぶん(浜中)は芝居が上手くて信頼できるし、これからいらないアドバイスをいろいろしていこうかと。ななちゃんは昨日のモブシーンの稽古ですっげえ楽しそうだったので、それはとても良いこと。とりあえず大きな声を出しておけばいいから」と、2人にエールを送った。

そして観客へのメッセージとして、「今はみんなで、本当にくだらないことを一生懸命考えています。本当にガッカリすると思うんで、こんなにガッカリすることがあるんだというのを、ぜひ高い金を払って観に来てください(笑)」と、最後までキャラを崩さなかった。

本作は2月〜4月の東京公演の後、大阪は4月14日〜5月10日に「オリックス劇場」(大阪市中央区)で上演。チケットはS席・SD席14800円、AD席11000円、22歳以下2200円で、3月7日に発売される。

取材・文/吉永美和子 写真/田中亜紀