上方のコメディエンヌの生涯を描く、連続テレビ小説『おちょやん』(NHK)。2月6日の放送回では、「絶対笑かしたる」と題して描かれた第9週(2月1日〜5日放送)を振りかえる。

昭和3年、ヒロイン・千代(杉咲花)は新しい喜劇の一座に参加するため、京都の「鶴亀撮影所」を離れ、4年ぶりに道頓堀に戻ってきた。奉公先だった芝居茶屋「岡安」の女将・シズ(篠原涼子)たちと再会し、居候させてもらうことに。

そんな千代が参加する一座に集まったのは、旧「天海一座」の面々や歌舞伎、新派、歌劇団など出身がさまざまな面々。そのなかで座長に指名されたのは、天海一平(成田凌)だった。

しかし、旧「天海一座」で1番の実力者である千之助(星田英利)が参加しないことがわかると、不安を覚えた役者たちが次々と辞めると言い出す。千代は千之助を訪ね、一座に参加してくれるように頼むも、「自分を笑かしたら、一座に加わる」と無茶な条件を出されてしまう。

一方、一平の脚本を読んだ天晴(渋谷天笑)が仲間に戻り、またライバルの「万太郎一座」に鞍替えした徳利(大塚宣幸)を、千代は持ち前の機転と思いやりで連れ戻すことに成功。全員で協力し、千之助を劇団に引っ張り込もうと期待した矢先、一平が漆原(大川良太郎)に、「自分の喜劇に女形は要らない」と告げ・・・。

今週は、千之助を笑わせようと奮闘する千代に視聴者は注目。全力の変顔や渾身の一発ギャグ、そして大声を張り上げながらニワトリとネコの喧嘩を再現する姿に、SNSでは「花ちゃん全力だ、さすが(笑)」「かわいすぎる」など微笑ましく見守るコメントが多数寄せられた。

そんな千代を試す千之助を演じる星田英利は、自身の役柄について「やっぱり、嫌われたいですよね。この千之助っていう人間に反発・反感を抱かないと、若い人は伸びていかない。千代ちゃんも一平くんも、とにかくこいつを超えない限りは生きていけないわけで、全視聴者が2人を応援しても、『知るかボケ』と思って、僕は壁であり続けたい」と語っている。

本作は、「松竹新喜劇」で喜劇女優として人気を博した浪花千栄子をモデルとした、明治の末から戦後を駆け抜けるヒロインの物語。

土曜は、黒衣犬(桂吉弥)が解説するその週の振りかえり。放送は、NHK総合が朝8時から、BSプレミアム・BS4Kが朝7時半から。