今年結成25周年を迎える「TEAM NACS」の約3年ぶりとなる本公演『マスターピース〜傑作を君に〜』が、「COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール」(大阪市中央区)を皮切りにスタートした。

「TEAM NACS」とは、俳優の森崎博之・安田顕・戸次重幸・大泉洋・音尾琢真による日本の演劇ユニット。北海道出身の5人が大学の演劇研究会で出会い、チームを結成した。それぞれにメディアでの活動はおこなっていたが、全員がそろっての本公演は2018年以来3年ぶりとなる。

今回の舞台は戦後の昭和27年、熱海の温泉宿。脚本家の諸澤(森崎)、乙骨(安田)、灰島(大泉)に、プロデューサー見習いの茶山(戸次)の4人が新作シナリオ執筆に精を出している場面から始まる。そこに温泉宿の風呂番・猫屋(音尾琢真)が加わった5人で、脚本作りに挑むようすが描かれる。

原稿が思うように進まないなか、ノー天気な諸澤に対し苛立つ灰島は、いつもの大泉のキャラクターのごとく、捲したてるようなセリフで圧倒。そこに乙骨のちょっとふざけたクセのある演技が加わり、観客の笑いを誘う。お調子者の猫屋が仲間に入ると、見習いプロデューサーの茶山は、まだ見ぬ傑作を夢見て、みんなを奮起させる。

途中には思いもよらぬライバルの出現や、まさかまさかの展開も。全員が一丸となるシーンでは息のあった殺陣を魅せ、終始笑いあり。「TEAM NACS」の真骨頂ともいえる、軽妙洒脱な掛け合いがたっぷりと詰まったストーリーとなっている。

4月11日までの大阪公演後は、4月13日より「上野学園ホール」(広島県)など6月までに全国11カ所で上演。また、最終日の6月6日・14時からの札幌公演は、全国の映画館でライブビューイングが実施される。