お笑い芸人・劇団ひとりが監督・脚本をつとめた映画『浅草キッド』。その舞台挨拶が11月30日、大阪市内でおこなわれ、ひとりが登壇した。

お笑い界を代表するビートたけしの自叙伝を映画化した同作。ビートたけしといえば、言わずと知れた日本を代表するコメディアン。メガホンを取ったひとりは、たけしを演じる俳優・柳楽優弥に長時間にわたる演技指導をおこなったという。

「柳楽さんと8時間くらい会議室にこもって、『バカヤロー!』と言い合ってました。あとは、(タレントの)松村邦洋さんに来ていただいて、『超低速たけし』っていうのをずっとやってた。僕はずっと2人のあいだに立っていて、地獄のような時間でした(笑)」と苦笑した。

しかし、撮影の直前に演技方針を変更したと明かしたひとり。「柳楽さんはメキメキ良くなってたんですが、モノマネが上手になるだけになってしまいそうで。柳楽さんには申し訳なかったですが、『声色を真似するのはやめましょう』と伝えました。『モノマネではなく、魂の部分で演技をしましょう』と」と声をかけたそう。

その結果、柳楽の演技は周囲から絶賛されるほどの出来に。ひとりは、「特殊メイクをした柳楽さんの演技は、無法松(むほうまつ)さんというたけしさんのお付きの人から『もう殿(たけし)にしか見えないわ』と言ってもらえる出来になりましたね」と撮影秘話を明かした。同作は12月9日より、動画配信サービス『Netflix』で独占配信される。