俳優の高橋一生が、映像や音楽、ダンスなどの多彩な表現を用いて挑む舞台『2020』。8月に開幕する関西公演を前に取材会がおこなわれ、「役作りという概念がわかっていない」という独自の考えについて語った。

甘いマスクと際立つ存在感で、ドラマから舞台まで幅広い分野で活躍する高橋。やさしげな笑顔を浮かべたと思ったら一変、サイコパスな役柄も演じてのけるその演技力の高さは、「カメレオン俳優」と称賛されるほど。

今回はそんな高橋が、コロナ禍での激動を題材にした同作で一人芝居に挑むが、一般的な「語り芝居」ではなく、90分の劇中に変化していく役柄をすべて演じるという高橋の「七変化」を体験できる舞台になっている。

さまざまな役柄の「役作り」について尋ねられた高橋は、「いまだに役作りというものが分かってないんです」と一言。「どこまでやったら役作りになるのか、定義付けてしまうと(個人により)意味合いかなり多岐にわたってしまうので、役作りに自ら捉われてしまうスタイルはやめておこうと考えていて。肉体がある以上は違う人になることは諦めています」と、演じることに対しての独自の考えを明かした。

同作での役柄やストーリーの詳細はまだ明かされていないのだが、観客にとっては「過去と未来を繋ぐキャラクター」になる予定だという。そしてそんな役柄について高橋は、「もしかしたら高橋一生そのままになるのかもしれません」と笑顔を見せ、「脚本には、実際に僕が話していた言葉も反映されているので、役を演じているのか自分なのか分からなくなってしまいますが、お客さまに見せるのはそういう部分なのかなと思います」と、見どころを語った。

舞台『2020』は、「京都劇場」で8月11日、「森ノ宮ピロティホール」で8月18日〜21日に上演され、チケットは5月14日から発売される。S席1万1000円ほか。