女性として日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだヒロインの姿を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。第8回(4月10日放送)では、寅子が初めて傍聴した裁判で、法律の理不尽さに憤りを感じる。

同級生のよね(土居志央梨)を尾行し、初めて法廷で傍聴することになったヒロイン・寅子(伊藤沙莉)。その日おこなわれていた裁判は、離婚の決着がつかない夫婦の間で、妻が「嫁入りの際に持参した母の形見の着物を返して欲しい」と夫を訴えたものだった。

妻には財産の所有権がないことを知って憤る寅子は、帰宅後に夜学から戻った優三(仲野太賀)を質問攻めにする。なぜ結婚した女の財産は夫の管理下に置かれるのか、女性が置かれる理不尽な立場を認識した寅子は・・・。

本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルに、日本初の女性弁護士でのちに裁判官となる一人の女性が、困難な時代のなかで仲間とともに道なき道を切り開いていく物語。