マスク生産が好調の「アイリスオーヤマ」(本社:仙台市、代表取締役社長:大山 晃弘)が、2021年度の新卒採用枠を拡大すると発表。事業拡大に伴う人材強化を図るという。

新型コロナウイルスの感染拡大による政府からの要請を受け、6月には中国工場に加えて「角田工場」(宮城県)でマスク生産ラインを稼働させた同社。それに合わせて、夏季用に快適さを求めた「ナノエアーマスク」の国内生産をおこなってきた。

同マスクは、独自に開発した特殊ナノファイバー加工を施した中間層を採用することで、着用時の口元の温度上昇を従来品の約半分に抑え、息苦しさや蒸れを緩和。生産する同工場では今後も設備を順次導入し、8月に国内生産1億5千万枚/月の生産体制を目指すと言い、7月9日には100名の新規雇用も発表していた。

そんななか、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、新卒採用の調整に踏み切る企業が全国的に増加傾向にあるなか、雇用問題への対応と、当社の事業拡大に伴う人材強化を図るため、2021年度入社の採用枠を拡大します」と発表した同社。

マスクのほかにも、非接触で発熱者を検出するAIサーマルカメラなどの事業の拡大や、ネット通販のより一層の拡大、さらに今秋には飲料水事業にも新規参入するなど、自社の事業変革を積極的に進めていくという。

新卒採用者数は、当初計画の1.6倍で、過去最多の640人(大卒270人、高卒370人)の採用を予定。