神戸開港150年を記念した特別展『開国への潮流−開港前夜の兵庫と神戸−』が、8月5日から「神戸市立博物館」(神戸市中央区)で開幕した。

本イベントは、神戸市立博物館が所蔵する資料を中心に全国の博物館や個人が所蔵する約100点の資料を集結させた特別展。日本の鎖国から開国、神戸開港に至るまでの知られざる歴史のドラマを貴重な資料を政治・外交に照らしながら展示している。

開会式で神戸市の玉田敏郎副市長は、「多くの方の協力により奥行きのある歴史展となった。神戸開港の歴史の紐を解くことで、その奥深さを知り、想いをはせていただきたい」と挨拶し開幕を祝った。

同時開催されている『絵画と古地図で読み解く日欧交流』(同博物館3階特別展示室)では、誰もが小学校のころに教科書で見たことのある聖フランシスコ・ザヴィエル像をはじめ、修理後初公開となる織田信長像、南蛮屏風(いずれも国指定重要文化財)など、同博物館が誇る名品も展示。当時の服装や持ち物、建築構造などが手に取るように分かほど鮮明に描かれ、絵師の技術の高さにも驚かされる。

このほか、開港後、明治、大正、昭和の神戸の変遷をたどれるレトロとロマンが溢れる常設展示も必見。ぜひ、実物を目にしてその描写や歴史深さを感じてみては。一般800円、大学生600円、高校生450円、小・中学生300円(当日券)。期間は9月24日まで。

取材・文・写真/岡田由佳子