印象派の傑作を多数収蔵するイギリスの「コートールド美術館」。貸し出されることは滅多にないという貴重な作品群の巡回展が、「神戸市立博物館」(神戸市中央区)で3月28日から開催予定だったが、延期が決定した。

「コートールド美術館」は、イギリスが世界に誇る印象派・ポスト印象派の殿堂。2021年春頃まで続くという美術館の改修工事により、今回、多くの名作が日本で見られることとなった。

マネ最晩年の傑作『フォリー=ベルジェールのバー』が約20年ぶりに来日するほか、ルノワールが第1回印象派展に出品したという『桟敷席』、セザンヌの『カード遊びをする人々』など巨匠たちの代表作がそろう。

同美術館は、実業家であり、卓越した審美眼を持つコレクターであったサミュエル・コートールドにより創設。1932年、ロンドン大学に美術研究所が設立されるにあたり、寄贈コレクションを展示する施設として研究所内に誕生したという経緯を持つ。

本展では、収蔵機関が研究所であるという側面にも注目し、画家自身が語った言葉や時代背景、そして科学的調査から知り得た素材や技法などからも作品を読み解いていくという。英国随一といわれるセザンヌ、ゴーガンのコレクションも見応え十分だ。

展覧会の開幕日は決まり次第公式サイトで発表(期間は6月21日まで)。同館では新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月、4月の関連イベントは中止に。体験学習室や情報コーナー、タッチパネル付きコンテンツ、ミュージアムカフェの利用は不可(ショップのみの営業)。