ソーシャルディスタンスを守りながら気軽に買い物ができるよう、ドライブスルー方式の販売が関西でも増加。そんななか、大阪「海遊館」近くに「空飛ぶドライブスルー」があるとのウワサが。「どんな高技術のものが・・・?」と気になり、さっそく体験してきた。

実施しているのは、昭和10年築のレトロな「天満屋ビル」にある洋食カフェ兼ジュエリー工房「ハaハaハa HayashiRice&Jewelry(ハハハ ハヤシライス&ジュエリー」(大阪市港区)。

電話予約をして店に向かうと、2階にあるお店の窓から店員さんが現れ、紐で吊されたカゴがスルスル〜と下りてきて、お金を入れるとカゴが上昇。店員さんとアイコンタクトを交わすと、商品とお釣りが入ったカゴが再び下りてきて、受け取り完了!・・・という、実にアナログ感満載のものだった。

オーナーの神木慧仁さんによると、同店では以前からテイクアウト販売はおこなっていたが、コロナ禍による閉塞感が高まるなかで「2階の店だからこその楽しさをプラスできれば」と、5月3日からこのサービスを開始。現在まで常連さんを中心に約30組が利用し、そのエンタメ性から好評だという。

「最初の頃、若いお客さんが喜んで動画をインスタにあげてくれて。まさに想定していた楽しみ方100%で、何回も再生しました(笑)。自分なら『カゴかよ!』と絶対思いますが、違和感なく淡々と受け取る方もいて・・・いろんな反応がおもしろいですね」と笑顔で話す。

「海遊館」をはじめ天保山エリアに訪れる観光客は激減したが、店からすぐの中央突堤へ散歩に行く人は増えたといい、「この港町の新たな魅力に気がつき、テイクアウトとともにダイヤモンド(夕陽)ポイントで楽しんでもらえれば」と呼びかけた。

テイクアウト料理は看板メニューの「オムハハハヤシ」(950円)をはじめ、「ローストポーク」のセットやクラブサンド、ケーキなど約10種。今回のサービスは電話予約制で、自転車や徒歩での受け取りも可能。営業は11〜15時(LO)、土日祝は11〜17時(LO)、火・水休。

取材・写真/塩屋薫