大阪市は新型コロナウイルス感染症が流行するなか、市内の小学校、中学校、高等学校で実施される修学旅行などの宿泊学習を支援すると発表。加えて、オンライン学習の準備に向けた動きなど、コロナ禍における教育活動への支援を紹介した。

市は各学校園に対して、感染防止対策を徹底したうえで9月1日から修学旅行など宿泊学習を実施できることを通知。旅行の中止や行程の変更があった場合のキャンセル料は、公費で支払われることになった。

松井一郎市長は8月20日におこなわれた市長定例会見で、「(修学旅行は)子どもたちが成長するなか、人格を作るための思い出になる大きな行事。小学校では友だちと旅行をする機会はなかなかない。行かせてあげたい」と語った。

また、休校中も児童生徒が学べるよう、市はすべての小中学校でオンライン学習が実施できるよう2021年3月末までに環境を整備。オンライン学習のための教員のスキル習得など、本格化に向け準備中だ。

学校教育の大きな変化に対し松井市長は、「授業は基本的に教師が生徒を見ながら目の前で顔を合わせることが非常に重要と思っている。しかし、オンライン学習は教えることが、とても上手な先生が学年全員に授業を受けさせることができたり、1人1台の端末を持つことで、我々も生徒たちにメッセージを送りやすい」と期待。

また、「いろいろなアンケートで、子どもたちから遠慮ない声を聞けることもある。最大限に活用して、今後の時代に相応しい教育現場を作っていたい」と可能性を語った。

取材・文・写真/岡田由佳子