琵琶湖遊覧の「琵琶湖汽船」(滋賀県大津市)が、冬の風物詩「雪見船クルーズ」を1月9日よりスタート。暖冬には見られなかった雪景色を初日から観光客が堪能した。

昭和58年(1983年)に運航を開始以来、琵琶湖周辺の雪景色が湖上から見られると人気で、JR西日本の企画切符「冬の関西1デイパス」にも参画。大津港を出航する往路は、琵琶湖の西側よりを北上し、途中方向を変えて長浜港へ着岸する。

湖西にそびえる比良山系の見事な雪山や、国内の淡水湖としては唯一の有人島「沖島」、パワースポットで有名な竹生島など琵琶湖ならではの絶景が続く。広報担当の高橋佐智子さんは、「近年は初日に雪が見られない年もありましたが今年は企画名の通り、湖上から雪景色をお届けできてうれしい。滋賀の冬ならではの情景をご堪能いただければ」と話す。

また、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公・明智光秀にスポットを当てた観光名所のガイドもあり、歴史好きも満足できる内容となっている。往路は10時〜12時20分、長浜からの復路は14時〜16時50分で運航し、例の弁当の販売はなし。

長浜市での滞在は約1時間半あり、日本最大級の歴史と規模を誇る『第70回盆梅展』(入館料大人800円)や、同市の冬を代表する郷土料理「鴨すき」を市内料理店で楽しむことも可。ただ、両方を楽しむには時間的に難しいため、「片道切符でご乗船後、下船先の長浜市で観光いただく方法もおすすめです」と高橋さん。

なお新型コロナウイルス感染防止のため、最大乗船率は座席数の4割に制限。乗客は乗船前の検温、手指の消毒、マスクの着用が必須。乗務員も同様の対策をおこなうほか、扉を開けての船室の換気や最小限の観光アナウンスの実施、船内ではアルコールの販売も控える。

雪見船クルーズは3月5日までの間、大津港と長浜港間を1日1往復運航。片道約2時間20分。料金は片道3100円、往復5000円(事前予約制)。詳細は公式サイトにて。

取材・文・写真/中河桃子