歴史ある日本最大級の盆梅の展覧会『第70回長浜盆梅展』が1月9日から滋賀県長浜市の「慶雲館」本館・新館で開催中だ。

「盆梅」とは梅の盆栽のこと。大正時代、市内の養蚕業者、高山七蔵氏が、趣味で育てていた盆梅を長浜市に寄贈したことがきっかけとなり、昭和27年(1952年)から続いているのが『長浜盆梅展』だ。

70回目を迎える今年も、丹精込めて育てられた約300鉢のなかから、各鉢の開花時期にあわせて入れ替えながら約90鉢が展示。樹齢が400年と伝わる最長寿「高山」や、高さ3メートル近い巨木も。枯れ木のような古木からつぼみがひとつふたつとほころぶさまに、計り知れない生命力の豊かさを感じるだろう。

新館の展示構成は、「京都芸術大学」(京都市左京区)のプロジェクトチームが担当。県内北部、米原市在住の切り絵作家・早川鉄兵氏と初めてコラボレーションし、クマやウサギなど愛らしい動物作品と盆梅を組み合わせたダイナミックな世界観を演出している。

展覧会を主催する長浜観光協会は「コロナ禍の中で開催が危ぶまれたが、今年もお客さまをお迎えできてうれしい。どんどん撮影していただいて、SNSで広めていただければ」と呼びかけた。

開催期間は3月10日(水)まで、9時〜17時。1月30日(土)〜3月7日(日)の土日祝、2月12日は開館時間を延期し日没からライトアップ、20時半まで。料金は大人800円、小・中学生400円。新型コロナウイルス感染予防のため、入館前にマスク着用、手指のアルコール消毒、検温を義務づけている。

取材・文/中河桃子