大阪府の新型コロナウイルス対策本部会議が、4月14日に実施。府の陽性者が13日に1099人、14日は1130人と連日で過去最多を更新しており、感染拡大を食い止めるために対策をより強化することが決まった。

現在、医療体制が非常に危機的な状況で、重症者は第3波に比べ3倍の速度で増加。確保している重症病床が227床に対し、入院者数が232人(内20人は中等症病床での治療継続によるもの)とオーバーフローしている状態が明らかになった。

この状況に対する措置を健康医療部の藤井睦子部長は、「オーバーフローしている分は重症対応できる中等症の病院で入院継続をお願いしている。今後、療養者数の急増が⾒込まれ、軽症中等症病床も極めてひっ迫する恐れがある」と説明した。

また直近の変異株PCR検査では、陽性のすべてがイギリスで発見されている変異株。この変異株は従来株より50代以下でも重症化する傾向にあり、なかには基礎疾患のない30代、20代の重症化も報告されているという。

府の試算では、「まん延防止等重点措置」の効果で4月後半に陽性者の発生が減少傾向を見せたとしても、重症病床のひっ迫は少なくとも5月末まで続くと想定。

会議では今後の感染拡大を抑えるため、「緊急のお願い」を決定。府民に対し、「大阪府域全域における不要不急の外出・移動の自粛」「大阪府外への不要不急の外出・移動の自粛」を要請。

経済界には出勤者数の7割削減を目指したテレワークの徹底、大学へは原則オンライン授業、小中高等学校や支援学校へは部活動の原則休止及び登校しない生徒への学習支援などを要請することが決定された。

会議後に吉村洋文知事は、「医療は極めて厳しい状況。日々、病院と協力して重症病床の確保をやっていかなければならない。人流を止め、町にある活動を止める必要がある。1日、1日が大切なのでご協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

取材・文・写真/岡田由佳子