百貨店「阪神梅田本店」(大阪市北区)が9月22日の会見で、10月8日に建て替え先行オープンすると発表した。

2014年に建て替えに着手し、2018年6月からI期棟を部分開業している同百貨店。「阪急阪神百貨店」の山口俊比古代表取締役社長は、「『食の阪神』というこれまでの阪神らしさを大切にしながら、新しい体験価値を満載にして、お客さまの毎日の幸せがきっと見つかるお店として新しく生まれ変わります」と今後の展望について語った。

そのため今回オープンする売り場面積4.7万平米のうちの約3割が食のフロアに。フードホールとレストランから成る「阪神大食堂」、気軽に一人飲みもできる「阪神バル横丁」、食の体験を提案する「パンとおやつと、食祭テラス」が登場。関西の人気飲食店も多く出店することとなっている。

また姉妹店「阪急うめだ本店」との差別化をより明確にするため、「百貨店はトレンド・高級・ステータスをキーワードに、非日常やファッションを中心に店づくりをしてきました。このマーケットに関しては『阪急うめだ本店』が進化し続けて参ります。一方で、自分充足志向の価値観が大きく台頭し、日常や暮らしを中心とした新しい店づくりが求められてきています。このマーケットに対して新たに取り組むのが『阪神梅田本店』です」と説明。

クリエイターや生産者とコミュニケーションできる50の体験スペースを設けるほかに、個性豊かな百貨店スタッフ「ナビゲーター」がSNSを通じて客とコミュニケーションを取ることで、友だちのような関係性を築きあげていくことを目指すという。

今回オープンするのは、地下2階、1〜9階(一部エリアを除く)。12月に催事場や「無印良品」などを含む5・7・8階の一部売場がオープンし、2022年春に地下1階の「阪神食品館」が完成予定。