「日本の夕陽百選」に選ばれた淡路島西海岸に4月29日、屋外型リゾートレストラン「淡路シェフガーデン」とシーサイドモール「レディバードロード」(兵庫県淡路市)がオープン。ここ数年で注目施設が増加中のエリアに、新たなグルメと映えの最新アドレスが誕生した。
■ 東海岸から西海岸への移転
新型コロナの影響で営業縮小した飲食施設の支援を目的に、「パソナグループ」(代表:南部靖之)が2021年4月に淡路島の東海岸で開業した同施設。2022年11月に一旦営業を終了し、使用していた屋外型の専用コンテナ店舗ごと、播磨灘の絶景を一望する西海岸沿いへ移設した。
店名も新たに「淡路シェフガーデン by PASONA」とした同施設では、それまで人気を博したレストランはもとより、姫路で70年以上愛され続けた名店「えきそば」や淡路和牛の「ステーキ重」などが全国から集結。今回のオープンを第1期として17店、今夏予定の第2期に11店、合計28店の多彩なジャンルのグルメが堪能できるという。
「淡路島の豊かな自然と食の魅力を国内外に発信するだけでなく、さらなる活性化にも繋げられたら」と、広報担当の染木真晃さん。店内100席に加え、潮風も心地いい約600席のテラス席が備わり、各店舗が淡路島の生産者から仕入れる新鮮食材を使った料理をカジュアルに味わえるというから楽しみだ。
■異国情緒漂うシーサイドモールも
さらに今回、同施設に付随した異国情緒が漂うシーサイドモール「レディーバードロード」もオープン。県道31号線の両側に連なるカラフルな建物には、高級感あるコース料理をはじめ寿司や火鍋など、専門性の高い12のレストランが入店し、世界のクラフトのセレクトショップや、淡路島の食材を集めたマルシェも登場するという。
なかでも注目は、ビーガンチョコレートをメインにした、カフェ併設のショコラティエ『VIE CHOCOLAT』。「世界でも珍しい、無添加、無着色、ノーシュガーのビーガンチョコレートで、お子さまから食への意識が高い方まで誰もが笑顔になれるスイーツです」と染木さん。同社は2019年からビーガンスイーツの開発を進めてきた経緯もあるだけに思い入れも深いという。
両施設ともに営業は昼11時から夜8時まで。定休日は店舗によって異なる。
取材・文/みやけなお