太平洋に向かった急斜面に水仙が咲きほこる絶景で知られる「灘黒岩水仙郷」(兵庫県あわじ市)が、約2年の閉館期間を経て12月25日にリニューアルオープン。展望デッキやカフェを備えた観光スポットとして新たに生まれ変わる。

水仙の日本三大群生地のひとつとされる淡路島。今回のリニューアルでは、見事な水仙が咲きほこる園内を周遊できるように園路が整備され、いち面に咲く水仙全体を見渡せる設計が施された。

気候により時期は前後するものの、一般的に水仙が最盛期を迎えるのは1月中旬〜2月中旬頃。再始動となる今年度は、地元の協力も得ながら新たな球根も植栽し、美しい光景が期待できるという。

リニューアルにより、水仙郷への入口となる施設が一新。観光客はもちろんサイクリストやサーファーも気軽に休憩できるシャワーやイートインコーナーが設置され、地元の農家とコラボで、灘で採れるみかんなど特産品の販売コーナーも計画しているという。

また、施設内には淡路島で人気の「ふくカフェ」がオープン。ゆったり寛げる雰囲気のなか、灘黒岩水仙郷のオリジナルメニューとして、クロワッサン生地のワッフル「クロッフル」などを販売するそう。

さらに、屋上には展望デッキが登場。こちらでは目の前にパノラマで広がる瀬戸内海を一望でき、国生み神話で知られる「沼島」の眺望も楽しめる。

この新施設自体は無料で利用でき、新たな観光の立ち寄りスポットとして通年営業する予定。南あわじ市役所商工観光課の土居正典さんは、「淡路島の風物詩として多くの方々に親しまれてきた灘黒岩水仙郷が、施設をリニューアルし、3年ぶりにオープンします。新しく整備した園路から咲き誇る水仙の花をご鑑賞いただきたい」と自信を見せる。

水仙郷の開園時間は朝9時〜夕方5時(最終入園は4時半/12月25日は正午〜)。料金は大人600円、子ども300円、小学生未満・南あわじ市民は無料。

取材・文/みやけなお