Z世代(1990年代後半から2000年代生まれ)のトレンドを分析するマーケティング研究機関「TT総研」が、現役女子高生の2020年のトレンド予測を発表した。

関東地方および近畿地方に住む、15〜18歳の女子高生(JK)を調査して選出した今回のトレンド予測。「アイテム」部門では、「チャイボーグ」「ピープス」「病み加工」「タトゥーシール」がランクイン。「チャイボーグ」は中国の完璧な美人を指す言葉としてSNSで広まり、2019年の下半期にはYouTubeに中国メイクのハウツー動画が急増するなど、以前にトレンドとなった韓国風メイク「オルチャン」ブームと同様の流れを見せているという。

続いて「ピープス」とは、2019年上半期から徐々に流行し始めた新しいストリートファッションで、この下半期にはインスタグラムに「#ピープス女子」投稿が急増、現在9万投稿を突破している。

このトレンドを生んでいるのが、病んだ印象を与えるメイク・ファッション・SNS投稿を好む「病み系」と称される女子高校生たちで、メイクは赤を基調としたリップやアイシャドウ、肌は白くトーンアップさせ、ファッションは黒を基調としているのが特徴だという。

SNS投稿用の画像加工トレンドを指す「病み加工」も、この「病み系」の女子高校生の間で流行し始めているそうで、2018年頃から、これまでの「インスタ映え」の定義である明るくて鮮やかな写真とは対極的な、画像をあえて暗めにする「#暗め加工」が流行。それがさらにエスカレートして暗闇で撮影したり、漫画の病んだセリフを貼り付けたりと、暗くて病んだような印象を与える投稿が2020年はトレンドとなりそう、とTT総研は分析している。

続いて「人」部門では、今年1月にデビューしたジャニーズグループのSixTONES(ストーンズ)とSnow Man(スノーマン)。この2グループの特徴は、YouTube・インスタグラム・Weibo(中国最大のSNS)といったSNSを活用していること、そして2グループを同時にデビューさせ、曲のタイトルも「SixTONES vs Snow Man」とすることでファン間の競争心を煽り、「参加型」の応援スタイルを確立したことだという。

また、今年春にデビューするボーイズグループ・JO1(ジェイオーワン)は、韓国から日本に上陸したオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生。オーディション出場者のファンが自らSNS広告や交通広告に出稿して応援仲間を募るという、韓国流のファン参加型のスタイルが注目を集めた。

それらを踏まえ、TT総研は「人気アイドルグループ・嵐が年内で活動を休止する予定であることなど、男性アイドルグループの話題で持ちきりとなりそうな2020年。参加型の応援スタイルと、その熱狂によってオタク化したJKが一大トレンドを巻き起こしそうです」とコメントしている。