滋賀県の子どもなら一度は食べたことのある、なつかしの「うみのこカレー」が商品化。県内の「セブン-イレブン」限定で1月26日から販売され、滋賀県民からは反響の声があがり、早々と連日完売する店舗も。

「うみのこ」とは、滋賀県内の小学生が、琵琶湖を学ぶために乗船する学習船のこと。昭和58年から滋賀県がすすめる1泊2日の環境学習「滋賀県立びわ湖フローティングスクール」で利用され、これまでに約57万人が乗船。その乗船2日目の昼食に登場するのが「湖の子(うみのこ)カレー」だ。

販売のきっかけは、老朽化のため引退した初代「うみのこ」(平成30年から2代目)の解体を聞きつけた県民から、「解体だけではさみしい、なんとかならないか」「どのような形でも残してほしい」といった声が滋賀県教育委員会に寄せられたことから。

琵琶湖の環境を学べる「滋賀県立琵琶湖博物館」(草津市)で船の一部の常設展示が1月26日から実現し、滋賀県教育委員会は滋賀県と提携を結ぶ「セブン-イレブン」が、その展示に合わせて「うみのこカレー」(510円税別)を企画したのだ。

「船上の味」を再現すべく試作を重ねて、すりおろした滋賀県産のニンジンや玉ねぎ、フルーツチャツネなどで甘みを引き出しながら、スパイスも効いた味わいに。船の「湖の子カレー」同様に豚カツもトッピング。

2020年に「うみのこ」に乗船したという滋賀県守山市の小学生は「『セブン-イレブン』のカレーは、めっちゃスパイスが効いていたから、子どもより大人向けかも! 豚カツおいしい」とのこと。SNSでも、「ピリッと辛」「味は覚えてなかったけど、おいしかった」といったコメントがあるように、大人好みのスパイシーな味わいに仕上がっている。

滋賀県教育委員会の担当者は「船上のカレーと全く同じ味わいではありませんが、皆さんでうみのこの思い出を共有いただくことがカレーのコンセプト。ご家族やご友人、職場などで、琵琶湖を話題にしていただければ」と語った。滋賀県内の238店で、約3週間限定で販売。

取材・文/中河桃子